パフ田
表紙

B5/表紙カラーレーザー,本文オフセット/20P/(2002.11.10)

夏の劇場版ネタの4コマ漫画。映画のちょっとした場面を色々いぢってネタに。これまた、映画コミックのテイストに仕上げてある表紙は見事。冬の新刊。

映画見た人ならかなり笑える。


パワパフ映画をネタにというのは、ちょっとばかし珍しい。


内容

まず、なんといっても、この表紙からして凝っている。

ここのサークルさんは、セリフ英語の完全アメコミ調パワパフ同人誌(>THE CHEMICAL SISTERS)も出してることからわかるように、けっこう作りが細かい。
タイトルこそ「パフ田」だが、それはご覧のとおり映画版ロゴのテイストになっている。と、いうより、コミック版映画本を意識した表紙なのである。

パフ田 MOVIE: THE COMIC
表紙 cover

ご覧のように「MOVIE: THE COMIC」は通常のガールズのコミックとは違ったレイアウトなんですが、それに対応している。しかも、ただ対応しているだけでなく、これは鏡面構造になっているのだ。「MOVIE: THE COMIC」が映画そのものだとすると、「パフ田」はそれを見ている観客席側ということ。MOVIEでもオープニングではパワパフを含むカートゥーンキャラたちが観客席で、というシーンがあったがそれと同じなのである。しかし、この「パフ田」、それだけでは終わらない。よく見て欲しい。

観客席にいるのは・・・・・・

ガールズたちだけなのだ!!

これは、映画公開時の実際の状況を表している。(=TДT)ウワーン
裏表紙とも繋がっているので、合わせてみるとより実感できる。

表紙 表紙

「友情・努力・勝利・パフ田」のコピーがよりわびしい・・・ずーん。

てなわけで、映画に焦点を絞ったつくりで、意外にそういうのはファンコミックでは珍しい。凝ったつくりは表紙だけでなく、中身もいうまでもない。

なぜなら、まず一番最初にでてくるのは、デクスター!だからだ!

あとがき読むと作者の方、実はデクスターについてはあまり知らなかったそうなんですが、よく描けてます。見事。

で、本編のほうは映画ネタの四コマ漫画となっていて、これがまた面白いんですわ。一応サービスカットなんかもあったりして。

いろいろと面白いものがあるんですが、とりあえす一つだけ紹介。

「その手があったか!!!」

と思ってしまった一本(笑)

実はあとがきの四コマが一番面白かったりするんですがね。

(あとがき四コマより一コマ)

なんだかしらないけど、レニー君の登場回数も多いです、はい。(まあ、彼も見に来ていたようですから>オープニングの客席をよく見よう)

つくりもこっていて、クオリティも高い本でした。


おまけ:現在(2003/2)DVD発売記念として再販されたようです。>ウェブエヴァラ

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