CANDY PERFUME GIRL

A5/オフ/36P (2001.12.30)
サークル:毒りんご(現・アップルサワー)

普通ガールズとリアルサイズガールズの漫画が収録されている。バブルス凶悪。リバーシブル構造になっているので、表紙も2つ。


こちらはノーマルサイドの表紙。
とうしんたかいサイドは擬人化マンガ。

サークルといっても花木さんの個人誌ですね。


内容

パワパフの同人誌を何冊も発行している「毒りんご」さんとこの記念すべき1冊目の本。

「ノーマルサイド」はガールズ普通絵でのコミック。アメコミと同じ開きでコマが進む。
一方反対側は「とうしんたかいサイド」で擬人化ガールズのマンガ。日本のマンガと同じ読み。

どっちが表紙か悩むとこだが、とりあえずノーマルサイドから紹介しよう。

ノーマルの方は3つマンガがあり、
一本目は「+ everything nice +」

「素敵なものいっぱい」で出来ているブロッサムが「その素敵なものって、いったいなんなの〜?」と悩む話。

博士のことだから、ロクでもないものなんじゃないだろうかと不安なブロッサムだったが・・・・

答えは「ファンシーグッズ」

ほっとするブロッサム。しかし!

「でもね〜・・・、材料が足りなかったんで、他のモノもはいってるんだよー・・・・」とぼそっとつぶやくプロフェッサー。

なんですと!


ショックのあまり、固まってしまい、バターカップに解凍されるブロッサムのヘロヘロさがイイです。いやあ、いくらなんでもアレで出来てるなんて、そりゃあ嫌だろうねえ。
オチのわけのわかんなさは、すでにこのころから確立してたんだなあ。

 

もう一本は「モジョの奇妙な一日」

モジョを見かけたとの連絡で、街にいってみるが、特に街が破壊された様子はない。おかしいなってんでうろうろしてると・・・・・

エプロン姿のアルバイト中モジョはっけーん!

そんなモジョを笑いモノにするっていう、性格悪いガールズのお話<オイオイ

毒りんごさんのマンガでは、この上まぶた下まぶたが閉じるこの表情がお気に入りなのか、よく出てきます。

この後に発行した同人誌でもモジョの話はあるんですが、そちらでも性格悪いガールズにイジメられる(?)モジョ。どーにも扱いが酷いですな。いや、面白いんですけどね。(笑)



最後の1本は「サウスパーク風パワーパフ」

この作者様の芸風(?)をよく表してるマンガ。ここで、サウスパーク風なんてタイトルついてるけど、「毒りんご」風といってもいい。

黒バブルスと血反吐。

これです。

血反吐はくブロッサムの表情が、もうたまりません。


 

さて、この本は最初にご紹介した通り、擬人化マンガも載っています。

3ページと少ないんですが、こちらも最高に面白いです。

このかわいいイラストに騙されてはいけません。

マンガのほうは、バブルス真っ黒。凶悪。ていうか、わけわからん性格になっとります。

このイラスト見るとガールズの服は長袖になってますが、マンガの後半では半袖(ていうかタンクトップ)になってるんですが、何故なんでしょうかね?

発行されたのが冬なんで、冬服って設定だったのかも。



ところで、私、花木さんの描く擬人化ブロッサムの大ファンでして・・・
姫カットの感じがいいんですよねえ。


このような、涙を流すブロッサム絵は特に好きですな。

話はそれましたが、そんなわけで、かわいい絵柄ながらも凶悪パワパフ(凶悪バブルス)の本であります。

と、いっても最初の本だけに、これでもまだぬるい。この後発行されたものをみると、より凶悪になっていってさらに面白くなってます。

また、ゲスト様として「高坂りと」さんのイラスト(擬人化)も掲載されています。


と、以上でまとめようかと思ったんだけど、この本に関して解けない謎が一つ。

どっちの表紙が表?

リバーシブルになっているのでどちらも表って答えでもいいんですが、一見すると、普通のガールスの絵の「ノーマルサイド」が一応の表紙のように見える。なぜなら、そちら側に「前書き」があり、マンガの終わりに「後記」や奥付があるからだ。

しかし、ノンブル(ページ番号)は擬人化の「とうしんたかいサイド」から始まっているのだ!!
すなわち「とうしんたかいサイド」側から1,2,3・・・となり「ノーマルサイド」の先頭がこの本の最終ページなのである。

恐るべき本である。


追記:作者様からコメントいただいたところによると、やっぱりノーマルサイドが一応の表だそうです。ただ、ノンブルは印刷屋さんのきまりで、この順でなければダメだったんだとか。いろいろあるんですねえ。
[もどる]
[PR]動画