クレッグの野望2

ええと、これはオマケのコラムですが、内容が大人向けになりますんで、
年少者の方はそのへん各自で「戻る」なり「読む」なり判断してね。

「野望」では盛り上げたわりには、あんがいたあいのない話でしたが、
ここからは大人向けの話ってことで、もうすこし核心に近いというか、さすがに書くのすら、はばかったエピソードのご紹介です。ちょっとヒソヒソ話風に、さりげなく。

「野望」ではガールズに焦点をあててましたが、もうすこし目を広げてみるとよりエロスを強調した存在に気が付くはずです。

Sedusaそれはセデューサ!(しーっ声がでかいよ)

ピチピチコスチュームに網タイツ、ナイスバディに髪が武器、そして変装(メイク)の名人と『女』をかなり強調したキャラ。そのうえ、手段は『誘惑』。

そもそも、「Sedusa」の名前そのものが「Seduce」と「Medusa」のかけからきているあたりが、もう狙ってるとしかいいようがない。
「Seduce」は「性的に誘惑する、たぶらかす」という意味。
「Medusa」はギリシア神話のゴルゴンの一人メドゥーサ(髪が蛇で見た者を石化させる)。

お子さま向けのパワパフにしては、かなり大人向けのキャラってことは一目瞭然。

当然、お話も大人向けといえるでしょう。
ぶっちゃけた話、性的なムードが漂ってる、エロイってことだ。
(間接的に臭わせてるところが大人向けってこともある)

 

初登場は(って2回しか出てないけど)『美女にご用心!(MOMMY FEAREST)』

まずは、プロフェッサーを誘惑するためにグッドレディ(Ima Goodelady)として現れる。
この時一目惚れしたプロフェッサーのポケットになにやら忍ばせるバターカップ。これがコンドームではないか?といった推測があちこちで囁かれるのは、やはりそれなりの雰囲気を醸し出しているからだろう。
そもそも、ガールズを寝かしつけてあと、独身であることに寂しさを感じるプロフェッサーだが、このベット、なぜかマクラが二つある。もちろん、これはワイフの存在をほのめかす演出だが、ベットというところがポイント。男がベットで求めるのは女の柔肌。ガールズの母親ではなく、プロフェッサーのお相手といったところから、なにやらモンモンとしたものを喚起させる。(題はMOMMYだが)
こんな雰囲気だからか、プロフェッサーとグッドレディに肉体関係はあったのだろうか?と妄想しないでもない。

 

極めつけは『私のひみつ(SOMETHING'S A MS.)』

今回はミス・ベラムに化けて市長を誘惑するセデューサ。
このエピソードは、子供向けアニメにもかかわらず、濃厚なエロティシズムを臭わせるもので、こんなの他のカートゥーンでは見たことないです。

市長に向かってせまる際に、今まで以上にバストを強調した演出なうえ、足の組み方や、口紅の塗り方なぞ妙にエロチックなんですが、最大の見せ場は「鉛筆削りのシーン」でしょう。

さて、この「鉛筆削りのシーン」をちょっと書き出してみましょう。

市長に近づくベラム。
ベラムの豊満な胸の谷間に視線が釘付けになる市長。そのショックで鉛筆が折れてしまう。
市長の手にはそそり立った硬い棒(鉛筆)が握られている。
それにそっと手をよせ、「ここよ、私があなたのソレを助けてあげるわ」と
穴(鉛筆削り)へと誘導するベラム。
市長のそそり立った硬い棒が穴へと挿入され、(鉛筆削りが)動き始めると
「うはっうはぁぁぁぁぁ」と快楽に酔いしれる市長。
やがて(鉛筆が削り終わり) 絶頂に達した市長は脱力してはてる。
そして市長の手には削り尽くされて小さくなった棒(鉛筆)が残った。

はい、ちょっとやりすぎた感はありますが、アニメそのまんまです。
セリフは原語版の「Here. Let me help you with that.」を採用させていただきました。
はああ、エロいよこのシーン。

さてそのあとも、いろいろ色っぽいんですが、最後の対決シーンも見所でしょう。今回はミス・ベラムはセデューサによってセデューサに変装させられているんで、ピチピチタイツ姿です。ここで、ガールズではなく、ミス・ベラム対セデューサのとっくみあい、さらに水中でくんずほぐれつと、その手のマニアにはたまらない展開となっています。
その手のってのは、うら若き美女達がくんずほぐれつで闘いあう姿に興奮するという、
いわゆる「女闘美めとび」マニアのこと。アチラの国では「Cat Fight」とも呼びます。

水から上がってきたセデューサには、パンティラインが浮き出てるし。

また、ラストで髪を切られそうになり
「いや、ダメェ、それだけはやめて、いや、だめぇ、お願い、いや〜」
{No! Not that! Please! Anything but that! No! No! Please! Donユt! Noooooo!!}
と哀願するセデューサに対し、なんかサディスティックなものを感じます。

ついでに言えば、ミス・ベラムの家の番地は「69」!<うわーお
(郵便受けに、Sara Bellum 69 Yodelinda Valley Ln. とある)

しかも、この話はより濃厚な(ソレをほのめかす)シーンもあったのだが、放送時にはカットされているとか。

いいのか、パワパフ、これはお子さま向けアニメじゃなかったのか?スポーンもびっくり。

 

そんなわけで、パワパフの真の「エロス」の話でしたが、最後にちょっとひねって、これは「クレッグの野望」ならぬ「クリスの野望」と呼んでみたいと思う。

実はこのセデューサが出てくる話の「STORYBOARD (ストーリーボード,絵コンテ)」はともに、「クリス・サヴィーノ(Chris Savino)」という人が書いたものなんですよ。
(他には「ねらわれた3人」「モジョはバブルス?」とか)

逆に言えば、この人以外セデューサの話は書いていないってこと。彼がセデューサに託した思い、子供アニメに対する挑戦を考えると、なにやら感慨深いものがある。

というわけで・・・・

クリス・サヴィーノ。真の野望のおとこ

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