クレッグの野望

まあなんだね、ちょっとアニメの話でもしてみようか。
映画の話でちょっと気合いいれすぎたので、今回は軽く。

クレッグ・マクラッケン。野望のおとこ

パワーパフガールズはそのキャラクターのかわいらしさだけが魅力ではないことは、言うまでもありません。すでにあちこちのサイトでもその深い魅力は語り尽くされた感がありますが、なかなかどうして、まだまだその魅力の秘密はつきることがないと言えるでしょう。

さて、パワパフの生みの親クレッグ・マクラッケンはこう語っています。

私にわかることは「自分が見たい作品はどんなものか」ということだけなのです。
公式サイトより引用

そう、パワパフは別にお子さま向けに作られたものではなく、クレッグ本人自らがが楽しむためのアニメだったんですね。あ、今更ですか。

多少かたよりはあるものの、パワパフのファン層は広いですね。小さな子や女性にウケるのはともかく、「大きな男の子」たちにも人気ってのはスゴイですな。かくゆう私もそうなんですが。その魅力の秘密はいまさら私が述べることもないでしょうが、その秘密の一端をばちょっと考えてみようかと。

「大きな男の子」たちにもとりこにする魅力とはなにか。
まあ、色々あるんですが、あまり語られていない(つうか語りにくい)秘密というのは・・・

「エロス」

この微妙なスパイスがけっこう効いてるんですわ。
これはカートゥーンアニメに対するクレッグの野望・挑戦であると言えます。

このパワーパフガールズってアニメ意外にハダカが多いんですなこれが。
まあ、あれをエロスととらえるオマエがエロボケじゃ、なんて言われそうですが、そうでもないんですよ、あきらかに制作者がそれを意図しているとしか思えない部分があるんですわ。

セデューサなんてけっこう色っぽい格好してますし、ミスベラムなんてバスト強調しすぎです。特に圧巻だったのは『電話にご注意』で、市長が下からミスベラムを見上げるところでしょうか。(バストで顔が隠れるって・・・・・)
『美女にご用心!』ではバターカップにコンドーム疑惑がかかるし、『キャンディ大好き!』では妙にけだるく色っぽいガールズ。『ちっちゃくなあれ』ではついにすっぽんぽんに!。

こうやってあげてみればけっこうありそうですが、実は私が言いたいのはこんなことじゃあないんですよ。
これらはあくまで物語の演出上の結果ともいえなくもないからね。

そうではなく、あきらかにクレッグの野望が、かいま見えるものといえば、
『さわっちゃダメ!(FUGGY LOGIC)』『おふろなんてキライ!(DOWN N' DIRTY)』ですわ。
どちらも私が好きな作品なんでですが、まあそれは置いといて。

『さわっちゃダメ!』においてファジーと対決するガールスですが、ファジーの爪がブロッサムの服を引きちぎるシーンがあります。その後、何事もなかったように服は元に戻ってるんですが、ということはこれはあきらかにサービスシーン!

いつもどおりぶっとばされればいいようなものの、服を引きちぎって肌を見せるなんてのは、どう考えてもそういったことを意識してるとしかいいようがない。

さらに極めつけは『おふろなんてキライ!』

これは、私がパワパフにハマったきっかけのような作品なんですが、まあそれは置いといて(くどい)。

オフロのシーン?いやいやそうではありません。(まあ、あれはあれで (・∀・)イイ!! ものですが・・・濡れてしなだれた髪なんか最高)

「臭いんじゃ」とばかりに市民にバターカップが追い立てられるシーンです。
ここで、バターカップは走って森のなかを抜けてゆきますが、なんとここで木の枝に服が引っかかって破れてしまう。ビリッと破れてバターカップの柔肌が!!!!

この場面、演出的にも物語的にもまったく意味がありません!

実際このシーンがなくとも物語にはまったく影響ないし、そもそも物語の中でもバターカップが「空とべばいいんじゃん」と言っているように森の中を走る必要だってなかったんですよ!ファジーの怪力ならまだしも、戦闘においても無傷をほこっているパワパフスーツがあんな簡単に破れるのもおかしな話。

これこそクレッグの野望。チラリズムのエロス。それを見せたいがためのカットであることは明白。というより、引用文をみるならば「自分が見たいがための」カット。

 

ところで、なんでそれがクレッグの野望なんだって?
そりゃあもう、男の野望といったらそれしかないでしょう。というのは(半分)冗談で、アメリカのアニメってのはけっこうこういう部分には厳しくて、まずないんですよ、ハダカ。
ガールズはあんなデザインなんで、絵的には別にどうってことないんですが、これをテキストだけでみたらスゲエことになってるんですな。(アメリカの場合)

実際カートゥーンネットワークでのアニメで肌が露出することなんてないんですよ。
一番わかりやすいといったら「デクスターズ・ラボ」との比較。

デクスターの姉のディーディーにそんなシーンはない!

>>野望その2

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