【リコリス菓子】

リコリスたんは「リコリス菓子(Licorice)」の擬人化キャラです。

リコリスはもともと日本では甘草としてしられるマメ科の植物のことで、漢方の生薬にも使われます。かなり甘いので天然の甘味料としても使われています。それを使ったお菓子が「リコリス菓子」ですが、欧米ではリコリスと言えば、むしろこのリコリス菓子のことを指すくらいポピュラーです。

欧米ではいろんなタイプのリコリスが存在しますが、真っ黒でヒモ状のグミのような(ただし、普通のグミのようなイメージと違ってとても硬いです)このタイプが一般的なリコリスのイメージ。(ハリボ(Haribo)から出ている物が有名)
リコリスは甘いのですが、独特の薬臭い香気と、添加されている「塩化アンモニウム」のために吐きたくなるほどのゲロ不味いお菓子です。魔菓子。

妙な薬臭さにむっとするものの、食べ始めは甘いので「まあ、いけるかも」と思うのだが、たちどころに口内に広がる腐臭に悶絶することとなる。
欧米人はこれがみんな大好き・・・ということもないようで、洋ドラなどを注意深くみていると、ときおりリコリスにイヤな顔をしたりするのを見受けられる。好きな人は好きなようだが必ずしも万人に受け入れられている味というものでも無いようです。(ハリーポッターにもリコリス味のグミが登場し、ロンが不味さに悶絶するシーンなど)
このリコリス味が平気だったり、むしろ好ましく感じる特殊味覚の日本人もまれに存在する。

日本ではマイナーなお菓子なので、洋ドラ、洋画、カートゥーンなどで登場しても、翻訳ではただの「キャンディ」と訳されたりして「リコリス」の名で呼ばれる事はまれ。黒い(もしくは赤)キャンディやグミをみかけたら、それがリコリスである確率は高い。紐状や棒状だったりしたらまず間違いなくリコリスだろう。
その他、詳しくはwikipediaのリコリス菓子をどうぞ

ちなみにリコリスとカタカナで書くと同じだが、Lycorisというものもあり、こちらは彼岸花(ヒガンバナ)のことでまったく別物。花の名前ということでドラマなどで女性の名に使われることも多い。

リコリスの擬人化「リコリスたん」はanriさんが生み出したオリジナルキャラ。

オリジナルリコリスたんのanriさんのイラストサイト『Lico-mix
ここから派生してリコリスたんワールドが広がった。

>リコリスについてはblogのリコリスカテゴリで、いろいろ書いてます
関連リンク:手書きブログ リコリスたんタグ

表記について:
擬人化キャラクターそのものの創造については「original created by」の表記を。
そのアレンジや派生(変身前等)については「art by」の表記をつけ、なるべく初出の画像を選んでいます。

リコリスたん

オリジナルリコリスたん
(original created by anri)

ふだんはお茶目で、キュートでセクシーなリコリスたんだが、豹変すると無差別にリコリスを食べさせようとする迷惑な娘。
無邪気に鬼畜。
今日もリコリスたんのリコリス鞭が天を裂く!
おともの小動物は「リコリン」

いろんな人がいじくってるうちに、スカートの部分はスケてるのだの、変身するだの、ツンデレだの変な設定がついてしまったようです。カラフルなリコリスたんなども登場。


「日本リコリス普及協会」で働く女子中学生「甘草リコ」が変身してリコリスたんになる。

>魔菓子少女リコリスたん 第1回 第2回(変身シーンつき)

 

リコリスたんの仲間



(original created by スカポン太)

リコロン16歳
(original created by noen)

リコロン

スイスのお菓子メーカーKLEIN(クライン)のリコリス味キャンディ(BONBONS)の擬人化

このキャンディは確かにリコリス味なのだが、本家リコリスに比べると臭気は薄めで、数あるリコリス菓子の中では食べやすい方。
ハーブキャンディのようなもの。
クラインのキャンディはいろんなフレーバーがあるが、このリコリス味は人気がないのか日本ではこれだけ置いていないことも多い

「リコリスキャンディたん」というのもしっくりこなかったので、コロンコロンとしてるからリコロンということにしました。(命名:とちがみさん)

リコリスたんの妹。
お姉ちゃん大好きっ子。でも割と暴力的。リコリス玉をよく人にぶつける。


変身前は「甘草コロン」
リコリスの日本での知名度が低いことを嘆く小学生



(original created by さかえ)

サルミアッキたん

北欧あたりでサルミアッキ(Salmiakki,salmiak)の名で知られる、世界一不味いキャンディ。(というか、これをキャンディとは言いたくない)
菱形で真っ黒、そして異様に硬い。まるで工業製品の部品のカケラのごとき。
サルミアッキもいくつかの種類があるが、この菱形が最もサルミアッキらしい代表的な形。

一応リコリスの仲間ってことになってるが、名称そのものが塩化アンモニウムのラテン語sal ammoniaからきているように、塩化アンモニウムそのもののようなお菓子。
ゆえに、リコリスにあった甘みはまったくなく、むしろしょっぱい。塩化アンモニウムによる腐臭はリコリスを遥かに超え、硬く溶けにくいために口内で腐臭地獄をいつまでも味いつづけることとなる。リコリス以上の破壊力。これマジで喰えませんて・・・

リコリスたんのライバルだが、北欧でしか知られてないため知名度は低い。


(art by ushi)
変身前は黒菱重工の令嬢「黒菱アキ」
無駄に偉そう。


(original created by さかえ)

スーパーサルミアッキたん

パワーアップしたサルミアッキたん
その名も「スーパーサルミアッキたん」
ミントの風味でより瀟酒にクールに。

FAZER Super salmiakki

FAZERから出ているミントが加わったサルミアッキ



(original created by さかえ)

スーパーサルミアッキX(キシリトール)たん

キシリトール家に養女に出され、すっかりサイコパスな悪の化身になってしまったサルミアッキの双子の妹。

きっと歯は丈夫。
もしかしたらヤンデレなのかもしれない。(デレ=甘み=キシリトール)

FAZER Super salmiakki XYLITOL

スーパーサルミアッキにキシリトールを加えたサルミアッキ



(original created by 冷雨)



カウンターアースのルートビアたん『エンダー』
(A&Wベース)
(original created by 冷雨)

ルートビアたん

ルートビア(rootbeer)とはビールではなくノンアルコールのハーブ系炭酸飲料。
アメリカらしい飲み物で、スヌーピーの好物としても有名。(日本でも沖縄ではよく飲まれている)
メジャーなブランドはA&WDAD'S
バニラ、ナツメグ、アニス、糖蜜など様々な香辛料がブレンドされたドリンクで、その成分の一つにリコリスが含まれている。
リコリス菓子の主成分もリコリス、アニス、糖蜜であるためリコリス菓子に近い。
サロンパス臭く、かなり甘い。

ヨーロッパを発祥とするリコリスとは違ってこちらは純アメリカン。

ルートビアたんもそんな能天気なヤンキー娘。ルートビアを飲んでれば幸せみたいな。
サド系のリコリスたんたちと違ってわりと酷い目に会うことが多いが、本人は気にせず陽気。ちょっとアホっぽい。


(art by 海風)
変身前はルートヴィルに住む「ルイズ・エンダー」チアリーダーをやってる。
やっぱりアホっぽい

上記ルートビアたんはDAD'S製ルートビアがモデル。

他にA&Wベースのルートビアたんも存在する。カウンターアース(パラレルワールド)のルートビアたんで、性格は真逆(かもしれない)。
通称「エンダー」




(original created by 海風)

シーダー先生

ネオ・シーダー(NEO CEDAR)とは薬用ハーブ煙草。(正確にはタバコの葉を使用していないのでタバコではない)

原料にリコリス(カンゾウエキス)と塩化アンモニウムが使われている、リコリスタバコ。
咳止め薬で、医薬品として流通。
(ただ、最近ネオシーダーにはニコチンが検出され煙草と同じ害があるのではと論議されている)

シーダー先生はクールビューティーな女医先生(保険医?)
リコリス本来の薬用パワーでみんなの健康を守るよ!ただちょっと診断には怪しいとこあり。


(art by まきしま)
変身は基本的にしないらしいのだが、時折、街でネオシーダーを薦める妙な女怪人(目撃者談)の発見情報あり。
ただよう昭和臭。

 

>リコリスたんの仲間2 へ続く

リコリスたんとその経緯

2007年春ごろに「apricot-village」 のanriさんがリコリス擬人化オリジナルキャラとして「リコリスたん」を創造。
初出のオリジナルアートは「GALLERY」のORIGINAL ILLUSTのページを参照のこと。
そのキュートなデザインに、リコリスのまずさを知るものたちの間で大ウケし、しばらくapricot-villageのサイトでもりあがる。
(※apricot-villageは現在は閉鎖。のちにイラストサイトLico-mixとして復活)

他にもリコリスはいろいろあるらしいということで、その派生キャラも登場。仲間その2のレッドヴァインズやカッチェスなどもその時期。(>レッドヴァインズ初出@Idle Lab. Blog Sec.)

その後、ReadMe!Girls!のblogでカートゥーンによく出る海外のお菓子紹介の一環としてリコリスをとりあげる時に、頻繁にリコリスたんのキャラを使用しはじめる。初出は>「リコリスたん@ReadMe!Girls!の日記・雑記

さらにリコリスの仲間としてサルミアッキの存在が知られるようになり、2007年夏ごろにさかえさんによりサルミアッキたんが創造され(初出はReadMe!Girls!のお絵描き掲示板)、リコリスたんワールドが広がり始める。

2008年春にリコリスを含む炭酸飲料のルートビアの擬人化「ルートビアたん」が冷雨さんによって創造され(初出はルートビアたん@Akashic Smile)、純粋なリコリス菓子のみだけではないにぎやかな状況へと変わってゆく。

2008年夏にはReadMe!Girls!お絵描き掲示板上でリコリスたんファンアート大会「リコリスたん祭」が開催され多くの人によってリコリスたんファンアートが描かれる。

その後も派生キャラや派生ストーリーなどもあちこちで生まれつつ今に至る。

リコリスたんとその世界については具体的な公式設定というものはありません。
上記の設定などは、あちこちで扱われたきたアレンジや独自創作などの展開をざっくりとまとめてみたもので、今後いかようにも変わることもあるかと。(当然「無かったことに・・・」というケースも)

また、まとめ人(スカポン太)としても、あくまでリコリスたんに対するファンの一人として、そのキャラへの2次創作としてのスタンスでいます。スカポン太が何をしようともそれはそれはあくまで独自創作であり公式のものではありません。
それらにとらわれず、自由にリコリスたんを愛していただければとリコリスたんファンの一人として願っております。

リコリスたんギャラリー



リコリスたんギャラリー

(PBBSに投稿された作品をまとめました)





<読む>


EXTRA「凶悪リコロンにつき2」

リコリスたん同人誌本
「HardCandy mini」オンライン版

A5 コピー誌
表紙白黒・本文白黒
20 p(本文16p)
2008.10
(ぷにケット18にて無料配布)
執筆:
スカポン太
noen
海風
般若



リコリスたんマンガ「CODE:リコリス」(by noen)
 
リコリス学園(by **SHEIK**(セイバー))

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