ダビンチの聖杯

驚愕のアメコミ方式マンガ。
超歴史ミステリーとかはわりとどうでもいいかもしれない。

お話は、趣味でトレジャーハンターやってる考古学の教授が、美人助手と一緒に聖杯のありかを探して、途中謎の組織に拉致されたりしながら、レンヌ・ル・シャトーだとかシオン修道会だのテンプル騎士団だとかありがちなとこをなんとなく回ってるうちに、本物の聖杯にたどり着くというお話。(うぁ〜〜〜〜〜)

注目すべきはこのコミックがアメコミ方式で描かれているということだ!

ではちょっと見てみよう

■第一章

このメガネのおっさんが主人公の三谷 丈。趣味でトレジャーハンターやってる考古学者だ。
なんかイカイケ風(死語?)な露出度多めなねーちゃんが、助手の 遠藤 杏

まあ、あれだ、聖杯でも探してみるか。ヒマだからな!!

という感じで聖杯探しに出発。

ところが、突然、謎の一団に公衆の面前で堂々と拉致され、車に押し込められる二人。


いきなり急展開!!!

 

 

 

 

 

■第二章

Σ(´д`;) !!

あ、あれぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おっさんは?ムチムチねーちゃんは??

そうこれがこのコミックのキモ。
ストーリーは続いていても、話ごとに絵師さんが替わるアメコミ方式!

回想シーン。
助手のねーちゃん、普段はわりと普通の格好をしているようです。

 

とりあえず、聖杯の鍵はダ・ビンチにある!と言い張る青年教授。
謎の一団に「聖杯は探すな」と警告されますが、あっさり開放。

そして、「最後の晩餐」を見て、レンヌ・ル・シャトーに向かいます。

 

 

 

■第三章

またまた絵師さんがかわりましたが、青年教授とかわいい助手というイメージのままで進むようです。

最初のお色気ねーちゃんは「無かったこと」に。

へたすりゃ高校生に見えるなあ・・・とか言わない!!
大学で研究室もってるくらいだから、一応それなりの歳のはずです。

えーとまあ、青年探偵の歴史ミステリみたいな感じでGo!だ。

 

・・・と思ったが

 

 

 

 

■第四章

あっさり!すっきり!

さらに乳縮むっっっ!!
三谷教授も少し老けました。

今度はテンプル騎士団の足跡をおって、スコットランドへ。

はたして聖杯は?


なんだか、歴史ウンチクマンガっぽくなってますよ。
とりあえず今のところ、どっかで聞いたような話ばかり並べてミステリアスなアドベンチャーは冒頭のあれっきりなので、むしろ、このウンチク系が正統なんでしょう。うん。

三谷教授も変な色気などふりまかずに、学者です。

 

 

学者です!論理派です!

 

 

 

 

 

 

■第五章

 

(´ー`)誰???

 

おっさんと、美形メガネ青年をいったり来たり!

あんたいったい何歳なんじゃ〜〜

 

助手の遠藤さんはこんな感じ。

ちょっとキツくなりました。

イングランド・スタンフォードにて、また謎の一団と遭遇。またもや警告されます。

今度はあいつらをつけてやろうと、探ってみると、行き先はカナダ!

知的冒険もいよいよ大詰め。

さわやかに、ミステリアスに聖杯の謎が解くぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第六章

な、なんだって〜〜〜〜!!

というか、誰!

の、ノリがあまりも違いすぎて倒れそうになりました。

三谷教授で間違いないようです。しかし口調は「〜だぜ」とか乱暴になってる。
助手さん、ちょっと太めでケバくなってるし・・・

なんか三家本 礼ぽい絵柄だなあ。

ゴゴゴゴゴゴとか言うてるし。

もしかしてここから超ハードバイオレンスアクションになるのかっ!

チェーンソー振り回して古代の魔神と戦ったりとか!!

 

謎の一団の謎の教会に潜入し、ついに謎の地下通路を発見!

 

どーなる!オラドキドキしてきただ。

 

 

 

 

 

■第七章

( ・ω・)・・・・おっさん・・・・・

ハードバイオレンスはいったいどこへ?

 

くわっ!!!

最終章なんでとりあえず気張ります。

そこには聖杯の衝撃の真実が!

わりとどうでもいいラストなんで、本気でもうどうでもいいです。

一応気になる人はネタバレ↓

謎の一団は本物のダビンチやニュートンやコクトーだった!(肖像画そのままって・・)
聖杯の力で不老不死に!(普段なにやってるんだろうこの人たち)
彼らは聖杯を守るため日夜デマ情報を流して活動してきていたのだ。(なぜ?)
「最後の晩餐」にしても本物にたどり着かないようにするためのニセ情報だったのだ!(なんてまわりくどい)
しかし、たまにその謎の迷宮をぬけてここにたどりつく者がいるために、こうしてまちかまえたいたのだ。(謎解きもなにもなく、ただ尾行してきただけなのに・・・)
秘密を知ったからにはと、聖杯を差し出す。同士になるか死か。
飲み干す三谷さんと遠藤さん。

はっ!と気が付くととある町中
「あれぇ・・・ここで俺達寝ててなにやってんだろう。なんだか長い夢でも見てたみたいだ」
ってそれで終わりかよ!!!!!!!!! 終わりだよ!!!!!

話はしょーもなかったですが、なんだかリレーマンガを読んでいるようで面白かったよ。
多分、ダビンチコードに便乗するために、映画公開になんとか間に合わせようと画策したものの、単行本一冊(約220P)分のマンガを描ききるには1作家では無理だ!という苦肉の策っぽい気がするんですが、この形式はおもしろいので、もっとやってください。


備考:

ワンダーランドコミックス 宝島社

(原作)能登リアス

第一章(作画)瀬芹つくね
第二章(作画)史都玲沙
第三章(作画)寝猫
第四章(作画)竹内ユキ
第五章(作画)愛嶋稜
第六章(作画)野口千里
第七章(作画)水木繁

これ、各章の描く割り当てが違ってたらまたどんな話になるんかな〜〜。

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