book review #61〜65

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#61

JUN'05
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「Gee,Bubbles, You're a BIG girl now!」
BIG TIME BUBBLES!

値段 $2.95
読者ページ あり

BIG BUBBLES' BLUES

(全8P)
cover
cast
main BubblesPpG
sub Utonium,TalkingDog
stuff
Writer Ivan Velez, Jr
Artist Philip Moy
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

「SPECTRA ATOMIC IONIC METER」と言うなにやらよくわからんが凄そうな名のロボットが暴走。

怪しげなビーム撃ちまくる三つ首ロボット。ブロッサム、アイスブレスだけでなく火も吐きます。KRA-ZAP!

ロボットのレーザービームがトーキングドックに当たりそうになるが、バブルスが身を呈して守る!(・・・でもビーム浴びちゃってます)
「大丈夫、バブルス?ビーム浴びちゃったみたいだけど・・・・」

大丈夫じゃなかったです!!

次の日目が覚めると・・・おっきくなってた!


どーーーーん!
(思わず笑ってしまいました。でもパジャマ長袖になってるよー!)

もちろん、同じ光線を浴びたトーキングドックも。
こうして二人(1人と1匹)は、街にいては迷惑かかるのでしばらく裏山にひっこむことに。
「あーん、はやくもどりたいよう」
泣き出すバブルスの涙でタウンズヴィルは大雨被害!!(これがほんとの涙雨) どーなるバブルス。

 

impression

もちろん博士がなんとかしてくれるんだけどね!
ロボットの暴走は設計図の数式に米粒がついていたゆえの計算間違い・・・というのもなんだかなって感じですが。

オチもただもとに戻って終わり、というものでなく、ちょっとひねってあるのがイイ感じ。絵も見所多くて楽しい一編でした。

それにしても、初期の作品#9「BLOWING BUBBLES」でもバブルスがおっきくなってましたが、この子ってばこーいうのが似合うのかしらん。

ところで、泣き虫バブルスをなだめようと、バターカップがジョークを言うシーンがあるのですが・・・

What do you get when you cross a dog with a frog?
A croaker spaniel !

いわゆる小学生レベルの駄洒落ギャグ。
どうも有名なジョークらしく、こことかこことかあちこちに載ってますね。

意味としては「犬とカエルを掛け合わせたら何になる?」という問いに
「A croaker spaniel !」と答えるわけですが、
これは「cocker spaniel」という犬種との駄洒落。
croakerとは「カエルのようにガーガー鳴く」という意味なのでそこが駄洒落になっていると。

これをうまいこと生かして翻訳してみると
「蛙と犬っころが結婚したら?」
「生まれる子供は犬っケロ」 (新井新一さん作)

とか、そんな感じでしょうか(笑)
それはともかく、このバターカップかわいいなあ。
あと、無言の表現で「・・・・」と表すのもちょっとアメコミでは珍しいかな?とも。

それともう一点

でっかくなったバブルスが言う台詞
SNF. No. We're just too big. Follow me!」

SNF ってなんの略なんだかわからなかったんですが、どうやら「Sniff」の略のようです。「Sniff」は辞書なんかでは「鼻をクンクン鳴らすこと」って感じみたいですが、ここではそういう動作をすることを表した擬音的表現のようです。
(Sniffが「ぐすん」だったらSNFは「ぐす」って感じでしょうか)
英語では母音を取り除いて単語の略をする事がよくあるようで、ここでもそういう感じなんでしょうね。いかにもマンガのセリフ的な表現・・・と、言えるのかな?

(英文アドバイスKOHさんアンナさんありがとうございました)


RADIO NO!

(全6P)
cover
cast
main PpGHIM
sub MAYOR,Ms.Bellum,Utonium,TalkingDog
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

タウンズヴィルで大人気のカリスマDJ「Screamin' Steven」。
そんな彼の「the Screamin' Steven Show」がタウンズヴィルでライブコンサート。
「ヘイ、みんな今日は「INSIDE-OUT DAY」だ!服をインナーとアウター逆に着るんだベイベ。」

イエーイ!

市民の皆さんアホすぎ。

しかし、それに目をつけたのが、そうカレだ!
Stevenに催眠光線であやつり、怪しげな放送をはじめたゾ。
「へ〜い、今日はTotal chaos dayだ。街をぶっ壊せ!それから、パワーパフガールズをやっつけろ!」
たいへんだ〜〜!市民に狙われるガールズたち!どーなるのぉ?

impression

一応伏線ぽい感じがあって、あっさり解決するんですが、いまひとつかなぁ・・・。ほかの話が面白かったのですこし損したかも。

ちなみに、ブロッサムはアホっぽいラジオ番組「the Screamin' Steven Show」は好きではないようです。
むしろ同時刻にやってるおりこうなTV番組「Little Miss Fix-It」がお気に入り〜!

「はっ、そいつの番組バカくさ〜!」


SAVE AND SORRY!

(全6P)
cover
cast
main PpG
sub Ms.Keen,MAYOR,TalkingDog
stuff
Writer Amy Keating Rogers
Penciler Ricardo Garcia Fuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

「皆さん、安全をこころがけましょうね」
幼稚園で教育ビデオを視聴。
なぜかそれに異常に感化されたブロッサムが、過剰に安全に気をくばるように。
「きゃあ、滑り台なんてまるでデストラップだわ!」
「砂場なんて危険!すぐに出て!」
「みんな常にプロテクター装備よ!」
幼稚園のみんなに説教しまくり。

モンスターが出ても「危ないから空とんじゃダメ!」
「あーもうなに言ってんのブロッサム!」
「リーダーは私よ。みんなの安全を考えてのことなんだから!」
ブロッサム・・・

impression

な、なにこの話・・・・・・・

最初普通に読んだときは「ふーん」という感じだっんだけど、よくよく読み返してみると凄いクレイジーな話。
ブロッサムのマジメっぷり暴走もかなりキてるんですが、それよりもバブルスですよ!

ブロッサムの暴走にいちいちツッコむバターカップ。
ではその間、バブルスはなにをやっていたかというと・・・


(この飛び跳ねるブロッサムすごくRicardoさんの絵ぽいなあ)

最後の最後にブロッサムに「もういつまでバカな歌歌ってるのよ!」と怒鳴られるまで

全編ずっとわけのわからん歌を歌い続けていたのだ!!

不思議ちゃんだ!アホっ子だ!狂ってる・・・
どんな状況でも歌い続けるバブルスは傑作。しかも特に意味ないし。おもしろすぎ。いや、ホントに全コマ歌ってるんですよ。

あげくのはてに、「バブルスが変な歌、歌ってたから私の精神状態がおかしかったのね」とか人のせいにするブロッサム最高です。

しかもモンスターはこんなんだし(笑)

ど、ど、どっかでみたような・・・・
ピカー!!!

短いながらも、意味不明っぷりがすばらしい傑作。 こーいうの好きだなあ。


#62

JUL'05
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

--

値段 $2.25
読者ページ あり
-- (全--P)
cover
cast
main PpG
sub --
stuff
Writer Robbie Busch and Jon Lewis
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer --
Colorist --
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

Amoeba Boys keep falling on Townsville! And the only way the Powerpuffs can beat the Boys is to save them from themselves!

impression

アメーバーボーイズ話?---


#63

AUG'05
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「--」

値段 $2.25
読者ページ あり
-- (全--P)
cover
cast
main PpG
sub ---
stuff
Writer Christina Z, Robbie Busch and Amy Keating-Rogers
Penciler Chris Cook, Ricardo Garcia-Fuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer --
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story
Buttercup finds out some video games are just a bit too real! And meet Townsville's new number one citizenノSedusa?
impression

触手もの!!--


#64

SEP'05
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「--」

値段 $2.25
読者ページ あり
-- (全--P)
cover
cast
main PpG
sub --
stuff
Writer Robbie Busch, Abby Denson, and John Rozum
Penciler Chris Cook, Ricardo Garcia-Fuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer --
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

Princess gets persnickety when Bubbles wows Townsville with her gardening. It looks like there won't be peas in our time as Princess experiments with new ways to cause trouble!

impression

このプリンセスかっこい〜!--


#65

OCT'05
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「MEET THE MICRO PUFFS」

値段 $2.25
読者ページ あり

MEET THE MICROS

(全12P)
cover
cast
main PpG
sub Ms.Keen,HIM,Fuzzy,MojoJojo,Utonium
stuff
Writer Amy Keating Rogers
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Napolitano
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いつものようにガールズがモンスターと戦っていると・・・

まるで自分たちの分身のような小さなパワーパフガールズが現れた!

なにかにつけて余計なことばかりしゃべっては、現れては消える不思議な小さなパワパフたち。
「ちょっとなんなのよ〜!」
「うふふふふ」

「あれはなんだったの?私たちおかしくなっちゃった?それともだれかの陰謀?カレ?モジョ?プリンセス?」


「私たちは別次元からきたマイクロパフよ」
(また足塗り忘れだよ・・・)

MICRO-PUFFSことマイクロズ(Micros)登場!!!

「あなた達を助けに来たの、お友達になりましょう」
そーなんだ!かわい〜〜い。とばかりに楽しくマイクロズとすごすガールズたち。
ところがマクロズはとんだイタズラものだったのだ!

impression

パワーパンクガールズに引き続き、オリジナルパフのマイクロズ登場です。
別次元(Another Dimension)から来たガールズですが、特に理由とかまったく無しってのがすごいね。もともと次元を自由にわたれる力とかあるんでしょうか。

それはともかく、マイクロズはティーンタイタンズにおけるラリー、バットマンにおけるバットマイト、みたいな「妖精」みたいな存在なんでしょうねえ。

表紙のフィル・モイが描いたものと本編ではちょっぴり違ってるのはご愛敬。パワーパンクの時もそうだったしね。といっても、目の表現くらいかね。

マイクロズはガールズのように光跡を残して飛ぶのだけども、その時に(妖精っぽく)キラキラと光彩をちらつかせるのが特徴。

まあ、消えたり現れたりテレポートみたいなこともするけど。
ちなみにマイクロズの個別の名前は出ませんでした。そもそも個別の名前なんてあるのかな?

一旦はなかよく過ごすマイクロズとガールズ。
ブロッサムがやってるのって「お習字」でいいのかな・・・?
謎の漢字はお約束(笑)

だが、マイクロズの真の姿は・・・・


出たっ!邪悪顔!

モジョが暴れてるよ!みたいなデタラメを吹き込んで、あわてふためくガールズを見て笑うという、いわゆるイタズラ好きの悪妖精という感じみたい。

ちなみにこのページセリフ間違ってます。
バターカップに「モジョが!」バブルスに「ファジーが!」ブロッサムに「カレが!」 と囁くのだけども、次のカットでは
バターカップが「カレ」ブロッサムが「モジョ」と叫んでいる。

結局騙されたと分かって、マイクロズと対決するガールズですが、ひらひらと飛び回るマイクロズは捕まえられない。
「もー!あんたたちなんて、ささっと帰りなさいよ!」
「二度と帰ってくるな!ゴルァ!」

そしてマイクロズはもとの世界にもどってお終い。という、ガールズがふりまわされっぱなしのお話でした。なんだこりゃ。

だが!彼女たちはまた帰って来るのだ!!! #68で!


Sedusa Style

(全8P)
cover
cast
main SedusaPpG
sub Ms.Keen
stuff
Writer Jennifer Moore & Sean Carolan
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Napolitano
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

「FLASH MAGAZINE」というファッション誌のグラビアの撮影中、ガールズとセデューサが飛び込んできて大格闘。それをみて・・・
「これだわ!!」

今イケてるファッションはこれ!ということでファッション誌にセデューサスタイルが取り上げられてから、街ではセデューサの髪型が大流行。
街の女性達がみんなセデューサの髪型になってるものだから、どこにセデューサがいるんだか話からなくなっちゃった。
「どーしよう・・・」

バブルス「いーこと思いついた!」

impression

はい、ろくでもない思いつきでした。
とにかく全員の髪を焼いちゃえばOK!って・・・

今回はあんまり感謝されなかったようで(笑)
ま、とにかくそーいう話なんで、特にどうということもなかったかなあ。

とりあえず、キーン先生は似合ってないと思います!


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