book review #51〜55

Issue [#51] [#52] [#53] [#54] [#55]

#51

AUG'04
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「WE SHOULD CHANGE YOUR NAME TO FUZZY "THUMPKINS" --OR "WHIP-MA-RUMPKINS"--OR...」

値段 $2.25
ONE LUMPKINS OR TWO ? (全12P)
cover
cast
main PpGFuzzy
sub MojoJojo
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

モジョの光線銃が、たまたまファジーの家の前の井戸に落っこちた。そこで、不思議な作用がおこり、その水を飲んだファジーが・・・

二人に分裂してしまった〜〜!
(えー、わけわかんなーい。とか私に聞かないように)

とにかく、そうなってしまったんだから仕方がない。ただでさえ、なわばりにご執着なファジーだけあって、自分同士で喧嘩をはじめたゾ。もつれあったまま、とうとう町中までやってきて大げんか。
これじゃ市民の迷惑よ!とばかりにガールズの出動だ!

impression

なんなんでしょうか、この話は。
よくわかんないけど、ファジーが二人になって大暴れ。で、よくわかんないけど、元に戻ってお終い。
なにがしたかったんだこの話は?????
とりあえず、最近ファジーの出番がすくないからムリヤリつくったとしかおもえん。
見所・・・・なし!
(ファジーあんまし好きじゃないからレビューも愛がないなあ)

ま、一応ガソリンスタンドガール・パワパフってのが見れるけどね。
ちなみに、ブロッサムだけは帽子をかぶりません。おそるべきリボンへの執着。


FUNNY FEET (全10P)
cover
cast
main PpGMojoJojo
sub TalkingDog
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

街のみんなが目を回してる?
そう、それはモジョの新兵器「目玉ぐるぐる光線(DIZZY RAY)」のせいなのだ!
やっつけようと近づいたガールズも目が回ってしまって、ちっともモジョに近づけない。
「ガールズ!いったん退却〜!」
町はずれでやっと光線の影響から逃れたガールズ。でも、このままだとモジョに近づけないし、どうしよう?

「ここは、私にまかせなって!」

珍しくバターカップからの提案だ〜!
その秘策とは?・・・・・・バターカップ砲! 遠距離からバターカップを高速でぶん投げてモジョにぶちあてるのだぁ!
うわーーー、力押し。

impression

こちらの話もペンシラーは同じRicardoさんなのに、なんか絵がずっとイイです。不思議。
コマ割もけっこう凝っていて、同じ人とは思えない。(やっぱりファジー話なんて筆がのらなかったのかしらん)
コマ割といえば、

ズカーーーンと、「見開き」なんてことも!
この手法、アメコミではけっこう珍しい。なぜなら、通常コミックの途中に広告が入るため、ページのコントロールってのはなかなかできないものなんですよ。例えば、この途中に広告が入ってページがズレたらぶちこわしでしょ。

ただ、最近はこの「見開き」もアメコミで見かけることが多くなってます。日本的手法を取り入れると同時に、コミックス主体のページネーションをちゃんとおこなえるようになってきたんだと思われる。アメコミも少しずつ変わってきたんだなあと、パワパフのコミックだけを見てもわかる一コマですね。

にしてもやっぱ見開きは迫力ありますねえ。

ま、それはともかく、この話の見所は目を回すガールズです。

Ricardoさんもきっと楽しんで描いたんだろうなあ・・・という感じが伝わってきますよ。見てて楽しい。

うーん、しかしバブたん頭重そうだ・・・・(笑)

そして、やっぱりゴミの中に落ちるバターカップ。この子ってば・・・


#52

SEP'04
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「BOW DOWN TO the PRINCESS of RECESS !」

値段 $2.25
ENDLESS RECESS! (全6P)
cover
cast
main PRINCESSPpG
sub Ms.Keane
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いつものようにポーキーオークス幼稚園。
「さあ、休み時間は終わり。教室に戻って〜」
「やなこった!」とばかりにプリンセスがガールズとキーン先生を電磁ケージに閉じこめた!終わらない休み時間の始まりだ!

impression

ライターのAbby久しぶり。

プリンセス話ってことでちょっと期待してたけど、プリンセスにしてはスケール小さすぎ。ENDLESS と RECESS と PRINCESSをかけただけのようなお話。
ゲージから脱出するのにミッチの力をかりるので、エンドマークのとこでは、ミッチも出演。だとしてもバブルスサービス良すぎ。
むちゅむちゅ。


CLAY FRAY (全8P)
cover
cast
main PpG
sub Ms.Keane,Utonium
stuff
Writer Ivan Velez Jr.
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いきなりガールズのドアップから始まります。(ちょっと新鮮)
なにやってるかというと、今日はポーキーオークス幼稚園で粘土細工の授業。

それぞれ、「らしい」ものを作ってますなあ。
で、バターカップのアトミックロボットはミッチに「キモ〜」とか言われちゃいます。「へん、こんなのいらね」と捨てるバターカップ。

ところが、ゴミ回収車に雷が落ちて、バタカのアトミックロボは、命を宿し大怪獣へ!!ガールズ出動!

バタカに捨てられたのを覚えていたアトミックロボ怪獣は、ムッカついて大暴れ。ほかの粗大ゴミとかと合体して大きくなずゾ、どうする?

impression

まあ、短いし、こんなものかな?

やっつけたはいいが、哀れ消えゆく粘土モンスターに、ちょっぴり反省のバターカップ。それに普通の大人のように「まとも」な慰めをする博士。
なんか普通に幼児向けのお話ですなあ。

ところで、このコマ、多分「アイアンジャイアント」のパロディだと思うがどうか。


SUDDENLY,EVERYTHING WENT FUZZY! (全8P)
cover
cast
main FuzzyPpG
sub Utonium
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brosseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

ファジーが風邪をひいた〜〜!!
「はーくしょん(AH-CHOO )」(アチラではくしゃみはアチューって聞こえるらしい)
ところが、このファジーの風邪菌はトンデモナイ作用が!
なんと感染すると、ファジーのような毛がはえてしまいますのだ!しかも生物、無生物にかかわらず。タウンズヴィルの市民はもちろん、街そのものが毛だらけ。

そしてガールズまで!
「博士〜お薬つくって〜〜!」

impression

今回は3本だてだったんですね。
今刊のなかでは、これが一番面白かった。ファジー化したガールズもけっこう悪くなくて、かわいい。

娘のムダ毛を剃る父・・・・(その表現やめい)


#53

OCT'04
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「FAREWELL,TOWNSVILLE!」

値段 $2.25
読者ページ なし
oh! SPRAY CAN YOU FLEE ? (全22P)
cover
cast
main UtoniumPpG
sub MAYOR,Ms.Bellum,mojojojo,meny villains
stuff
Writer Ian Boothby
Artist Phil Moy
Letterer Rob Leigh
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

ガールズのお隣に、新しい隣人が引っ越してきた。(あれ?ロビンちゃんは?)
プロフェッサー・シミウム(SIMIUM)。


あらゆる研究・発明でユートニウム博士の上をゆくシミウムに、自信喪失の博士。
博士を慰めるガールズだが、博士の心は沈んだまま。それどころか、シミウムはどんな悪人・怪獣をも撃退できる「スプレー」を発明して、ガールズすらお払い箱に!

「あーキミタチに活躍してもらう必要はなくなっちゃから、ホットライン返してもらえんかの」ヒドイや市長。

ダメ人間になりさがった博士の結論は・・・

「タウンズヴィルから引っ越そう!」
(クワッ)

ダメ人間どころか負け犬に!

でもちょっと待った、シミウムなんか怪しくないか?あのしゃべり方どっかで聞いたような・・・・

impression

隣人はいいんですが、位置的にロビンちゃんの家だよね?
ロビンちゃんまた引っ越していっちゃったのでしょうか。うーむ。

ストーリー紹介ですでにネタバレっぽい書き方しちゃってますので、察しはつくかと思いますが、タウンズヴィルでユートニウムを超える天才科学者といえば・・・ねえ。

この話、前半部はちょうどデクスターラボにおけるマンダーク初登場の回みたいです。アメリカ人ならではの自分が一番気質なんでしょうかね、協力とかすりゃいいのに・・・
ガールズもヒマになったのなら、普通の幼稚園児として過ごせばいいと思うのですが・・・

すっかりダメ人間化したユートニウム博士。そんな博士の隣にブロッサム。ちなみにバブルスはなんか舌だして手を舐めてますが、あれは市長にもらった時計型お菓子。あっちではそういうお菓子ってあるのかしらん?

さて、後半戦はうってかわって

タウンズヴィルの悪役どもが一斉にガールズを襲うという急展開に。ガールズ最大のピンチ!?
スミスさんまでいるのがいいねえ。スミスさんも本望だろうて。

おまけ:

なでなでされるブロッサム。
私も、なでなでしてえ。


#54

 
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「JUST WHEN YOU THOUGHT IT WAS SAFE TO GO BACK IN THE WATER!」

値段 $2.25
読者ページ なし
FISH FIGHT (全14P)
cover
cast
main PpGMONSTER
sub Utonium,Ms.Keen
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Pat Brusseau
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

今日は博士といっしょにフィッシング。
魚釣り用の毛針をみて、「カワイイ!」とバブルス。
つれた魚を見て、「この子SPOTTYって呼ぶわー」とバブルス。
「うーん、ちょっと食べるには小さいなあ。戻すか」と博士。
その言葉にショックをうけるバブルス。

「え、大きかったらSPOTTYを食べちゃうの!ウソでしょ!ひどーい」

あーもう、いちいちうるさい子だ〜〜。

さて、一方の逃がされた魚はというと、工場から流れてきた謎の放射性廃棄物を浴びて巨大モンスターに。(安直、安直ぅぅ!)

そのモンスターがSPOTTYだと気が付いたバブルスは「私は戦わないっ!」と言って戦線離脱。でも、このモンスターなかなか強いゾ。ブロッサムとバターカップはやられちゃった。バブルスーーー!

impression

あちこちに安直さが見える気がするし、最後の反撃もあっさりしすぎ。
ただ、魚からの視点がちょっと面白かったかも。

お魚から見たガールズ。邪悪三人娘(笑)

さて、最後に「お寿司」を食べるシーンがあるのですが、バブルスの箸の持ち方が妙に気になって仕方がなかったです。
ああ、私ってばやっぱり日本人。

まるでハサミのような持ち方だ。やはり今だにそういう認識なのだろうか?

そもそもどうやってガールズがお箸を持つんだよ!っていうツッコミは却下。

塗り忘れも気になる・・・


MADCAP MOJO (全4P)
cover
cast
main PpGMojoJojo
sub ---
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Nap
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

今度のモジョの発明品は「モジョ帽子」
街ではモジョ帽子が大流行。

「あー、きみたちもどうだね、ガールズ」
「いらねーよ!」

やっぱりその帽子には変な機械が埋め込まれていて、街の人たちはモジョのコントロール化に!

impression

と、いうわけで、市民から帽子をとって、モジョをやっつけてお終い。

というなんともたわいのないお話。うーん、なんとコメントしてよいやら。まあ、4pのミニエピソードだしな。

お話より、最初のモジョごっこしているガールズが一番面白かったりして。


その他:

今回からDCにジュニア向けブランドが作られたようで、パワーパフガールズのコミックは当然そのブランドに組み込まれ、表紙のレイアウトも変わることとなった。詳しくはこちらへ>

そのせいかどうかわからないが、今回は読者参加型のおまけ漫画もついてきている。

「MOJO'S MIX-UP」(1p)
Writer:Sholly Fisch
Penciler:Christopher Cook

コマがバラバラになっていて、それを読者が話が合うように組み合わせるというもの。
左のように各コマにアルファベットの番号が振ってある。正解の順番はページの一番下に。


「Write ON!」(1p)
Writer:Sholly Fisch
Penciler:Christopher Cook

こちらはセリフがなく、読者が自分でうまいセリフを入れてみよう!といった主旨のもの。

これの模範的な回答は、「チョコ牛乳はよく振ってから飲みましょう」ってあるけど、自分が震えるんじゃないってば!!といったツッコミ系かと。
震えるバブがかわいい。

しかし、オマケ漫画のほうが断然面白いってのはどーいうことよ?

次回もこういったノリのおまけが付くのでしょうか?来月号が気になります。
予告にはイマジナリーフレンズのコミックが付くっていったたのに、無かったです。多分、このブランド改変にともなうバタバタで後の号に延期されたと思われます。残念。


#55

DEC'04
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「HEY-- DOWN IN FRONT」

値段 $2.25
読者ページ あり

SCREAM,GIRLS,SCREAM !

(全6P)
cover
cast
main PpGGangreenGang
sub Utonium
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Nap
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

TV のCMでみた「Bloody Revenge of Dracula's Zombie Niece」(「ドラキュラゾンビの姪の血の復讐」とでもなるんでしょうか?えらくB級そうな映画だこと)という映画が観たくてしかたがないバターカップ。でも、もっと大きくなってからねと博士は連れて行ってくれません。

そこで・・・なんとギャングリンギャングの力を借りて大人の映画館へ入場成功!でもギャングリンギャングはマナーが悪くて・・

impression

で、マナーの悪いギャングリンギャングをお説教しながらやっつけてお終い・・って、短いとはいえ、なんだかなあ。
どうも新ブランドになってから、より低年齢層向けの内容になったっぽいのが気になります。ものすごく期待した表紙だっただけに、この子供だましっぷりはちょっとガッカリ。

Phil Moyのカバーアートは、あの不安そうな表情といい、傑作アートなのになあ。またライターがAbbyか。「低年齢層向け」にはピッタリと判断されたのでしょうか?

「はーい、あんたたち、なにしてるの〜〜♪」
かわいさふりまくガールズ。やはりこの手のポージングはバブルスが一番慣れているっぽい。


ROBO-MOJO-COP

(全7P)
cover
cast
main PpGMojoJojo
sub TalkingDog
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Nap
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story
今回のモジョの発明は?
警官ロボット・モジョコップ。警官のロボットなんかつくってどうするの?
あまりの融通のきかないカタブツぶりに、逆にタウンズヴィルの市民はおおよわり。
impression

「良いことすぎるのは、必ずしも良いことではないのさ!はーははは!」
と笑うモジョが印象的。
とはいえ、やっぱりものたりなさ感があるのはいなめない。


SHORTENING DREAD

(全6P)
cover
cast
main PpGHIM
sub Ms.Keen
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Ricardo GarciaFuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Nick J.Nap
Colorist Heroic Age
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story
ここはポーキーオークス幼稚園。おやつタイム。
ありがちだが、いじめっ子がおやつを奪う。
ソレを見ていたカレ。体の大きい子が小さい子をイジメルものだと気が付き、カレマジック発動!
魔法がかかったおやつを食べ、みるみる小さくなってしまったいじめっ子達。ソレを見て、小さくなった子をイジメ始める他の子。(おいおい・・ポーキーオークス幼稚園の連中は性格悪いなあ)
カレの仕業だ!どうするガールス。
impression


「いやああん」
結局バブルスにダマされて自分が小さくなってしまったカレ。
殺虫剤かけられたりと、虫扱い。なんじゃこりゃ。
カレってこんなにアホだったっけ?
ま、ちょっと可愛いけど。

やっぱり話の低年齢層化が強化されてますねえ。できれば一冊1話のしっかりした物語のパワパフが読みたい。今後どうなるんだろ?ちょっと心配。

そんなわけで、読者からのおたよりコーナーが復活。読者からのお絵かきとかも掲載されてます。むしろここのページはほほえましくて良いね。


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