book review #36〜40

Issue [#36] [#37] [#38] [#39] [#40]

#36

MAY'03
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「ROSES ARE RED...
VIOLETS ARE BLUE...
TOWNSVILLE'S IN TROUBLE..AND SO ARE YOU !」

値段 $2.25
読者ページ なし

BEAUTY IS HiM DEEP !

(全14P)
cover
cast
main HIMPpG
sub MAYOR,Ms.Bellum,Utonium,Ms.Keane
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

今日は「タウンズヴィル植物公園」におでかけ。
さて、そんな中、タウンズヴィルでは巨大植物がにょきにょきと生えまくってるぞ!

「どーしちゃったの??」
「でも私は、いいと思うな〜、かわいいーし」とバブルス。

タウンズヴィルの市民もみんなも、なんだかこの環境を楽しんでいる様子。
市民もどんどんファッショナブルに。ん、ちょっといきすぎ・・・・それがもとで、あちこちで乱闘が。「オレのがイケてる!」「いやオレだ!」
「いやーん、タウンズヴィルがおかしくなっちゃった〜」


「ほーほっほほ。かわいいーお花と共に、ファッション週間は永遠よ〜。」
カレの仕業だ!

impression

カレのファッション・チェックの時間よ〜!とばかりに「おすぎ」と化したカレのお話(笑)

フラワーパワー全開のパラダイスなノリなんですが、花とファッションの関連性ってどの程度あるものなんでしょうかねえ。そのへんはうといもので・・・

タイトルのは英語のことわざの「Beauty is only skin-deep(美しさは皮一枚」から。本編でもカレがこのセリフを叫びます。見た目はたった皮一枚程度のものなので、見栄えより中身が大切・・という意味なのかな?

ところで、わたくし、ブロッサムの困った顔ってのはけっこう好きなんです。

てなわけで、このカット。

・・・というわけではなく、ブロのセリフに注目。

ノリ的にはオーマイ ゴッド!って言ってるんだけど、セリフは「My GOSH !」

なにしろ、GODは絶対神ですから、直接言うのはかなり強い言葉になっちゃって、普通の会話では使わないそうなんですよ。で普通はこのような表現をすると。映画とかでよく耳にするのは、かなりオーバーな表現らしいので、うっかり日常会話で使わないように注意しましょう・・・・・なんて話を他のサイトで最近読んだので、ちょっとピックアップしてみました。やっぱりコミックは生きた英語ですなあ。

今回の話はまあ、こんなものかって感じなんですが、キモは本編がはじまる前の序盤にあります。

植物公園でプロフェッサーがお花の話をしている時に
「お花が好きなバブルスなら知ってるさ、ねえバブルス」
「しらない」

ガビーン!!!!!!!!


(いったいなにがおこったんだ〜!あのバブルスがお花に興味ないなんて!なにか邪悪な力がここに?うあうあうあ)と、プロフェッサーのうろたえぶりが笑える。はたしてこの謎は!?コミックスでお確かめください(笑)


POWERFUL PRETTY

(全8P)
cover
cast
main ButtercupSedusaPpG
sub Ms.Keane,TalkingDog
stuff
Writer Chuck Kim
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

バブルスが鏡の前でなにかしている・・・・・

「あーははははははははははははははははは!」

「ちょっとブロッサム見てよ・・・」

と、思ったら、ブロッサムまで!いや、幼稚園のみんなまで!さらにはキーン先生までもがヘンなメイクを!しかも様子がおかしいぞ?

それはセデューサの洗脳メイクだったのだ!メイクによって操られた人達はさらに他の人にもメイクをして、どんどん増えてゆく。
追いつめられてゆくバターカップ。でも街を救えるのは君だけだ。

impression

今回のテーマはPRETTYだったようですね。

久々にセデューサたんの登場。ここんとこオリジナルの女性ヴィランが登場してたから、本家が負けてはいられないってんで、しゃしゃり出てきたんでしょうか?

話は単純ですが、読んでいて楽しい。アホなメイクのせいもあるけど、微妙に焦点のあっていない表情が、またなんともいえない。バターカップならずとも大笑い。しかし、バターカップが大笑いする話って多いような気がするのだが、気のせいか。

それはともかく、この巻で最高のシーンがこれだ。
洗脳メイクは水でおとせば元に戻ることに気が付いたバタカは・・・・

ぐはああ!

ポテチンとたたずむバブとブロもおかしいが、バタカのこれはないっしょ!こんなバタカ見たことないよ。強烈。すごいぜクックさん。足をピコンと片方曲げてるのもかわいい・・・というかそれ以前の問題か。


#37

JUN'03
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「WE WILL ROCK YOU!」

値段 $2.25
読者ページ なし

ROCK,GIRLS,ROCK!

(全12P)
cover
cast
main PpGGangreenGangMojoJojo
sub MAYOR,Ms.Bellum,Utonium
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Bill Alger
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

「タウンズヴィルに必要なのはなんじゃと思うかね、ミスベラム」
「音楽じゃよ!」

ロックに目覚めた市長がバンドバトルを開催することに。
優勝者にはタウンズヴィルの黄金のカギを!

告知を見たギャングリンギャング、モジョも出場を表明。
GGGは歌と踊りのボーイズバンド「4evR Green」
(楽器買う金とスキルがないからな)
スクラッチを刻むぜ!モジョは「DJ MOJO」
(バンドを組む仲間なんぞいないからな)
しかし、どーもなにやらたくらんでいる様子。こいつらに優勝させないためにも、ここはパワパフバンドの出番だ!

impression

パワパフバンド、コミックに登場!
ってとこだけで感動できるお話。話そのものはそうたいしたものではありませんが、DJ MOJOも見れるんで、絵的にはなかなか楽しめる。


バンドやるわよっ!てことなんですが、すでにパートは決まってるようですね。やっぱりバタカは左利きなのか?(カートゥーンでは利き腕がどうこうって設定はいいかげんなんで、あまり深くは考えないのが吉)
なんとなく、構図的にバブルスが真ん中のほうがいいんじゃなかろうか、と思ったけど諸君らはどう思うか。ていうか、バタ子が半怒りなのはなぜじゃろ?バブルスだけが足を閉じてるのはなんでじゃろ?
ドラムなんて難しいパートを気楽に「やる」なんていってるバブルスですが、なめてはいけません。この後バブルスの神懸かり的ドラムが披露されるのです。

ノリノリで練習するガールズ。WHOAH ! WHOAH !
バブルス超高速ドラム キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

この目つきといい、本能で叩いてるとしか思えません。この子は天才か!
ていうか、こういう表現をする Bill Algerさんにはまいった。

ちなみにこちらが「4evR Green」と「DJ MOJO」

ポスター ステージ

ポスターと違うじゃないか!(笑)やっぱりリーダーは赤なのか?

ポスター ステージ

やっぱり文字多いポスターですな。なにげにカッコいいモジョ様。

てなわけで、今回の話は、「考えるな感じろ!」ですね。
なにしろ、話は単純そのものだし、絵もちょっとミスが多い。

白バブルス・・・ブロ髪なし・・・(持ってる人は、他にもあるから探してみよう!)


SLAYHEM MAYHEM

(全10P)
cover
cast
main HIMPpG
sub SLAYHEM,Utonium
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Stephanie Gladden
Inker Andrew Pepoy
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

メジャーを夢見る貧乏バンドのもとに・・・
あやしげなプロデューサー「Sven Golly」が現れる。


ドギャーン!「ロックスターになりたいかい?」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ・・・ってカレじゃん。

カレの魔法の楽器を手に入れた貧乏バンド「Dweebs」は「SLAYHEM」と改名し、またたくまにヒットチャートを上り詰め、大人気バンドへ。

ガールズたちも「SLAYHEM」には夢中だ。
しかし、カレが絡んでいてそんなイイことづくめのはずはなく・・・

SLAYHEMがタウンズヴィルにやってきた、そのコンサートで・・・
なんとメンバーがモンスターに変化!暴れ始めたぞー。さあガールズの出番だ。

impression

同じロックをテーマにしていながらも、こちらはやや異色作。インカーがMike DeCarloではなく、Andrew Pepoyというのも珍しい。
なにしろ、前半パワパフが登場しないし、カレのターゲットがパワパフではないのだ。今回のカレはまさに悪魔的。メフィストフェレスか喪黒福造か、ドーン!
バンド名 「SLAYHEM」もカレが命名。

前話と違い、こちらはロックネタが満載。ライターは同じアビィだけど、もう好き勝手にやってるね。さすが、自分でもバンドやってるだけある。

セリフのあちこちにロックの歌詞が盛り込まれていて、これはもうマニア向け。洋楽好きにはたまらんかも。

表紙の「WE WILL ROCK YOU!」はQUEEN。

調べてみたところ、KISS、David Bowie、Aerosmith、The Rolling Stones、The Who、Pat Benatar、Joan Jett、Gene Autry、The Byrdsなんかも隠されているらしいです。
とりあえずStory紹介のとこのカレのセリフ「So you wanna be a rock'n' roll star?」はThe Byrds。
ビルボードチャートにリストされてるバンド名も実名バンドのもじりだから、そこもチェックだ!

ところで、自分と同じパートのとこは気になるものなんでしょうかね。どーですか、バンドやってる方?

おまけ:
「SLAYHEM」のメンバーのドラム担当の彼なんですが、なんか誰かに似てるよな〜って思ってたんですが、ジョニーブラボーのカールに似てません?よく見ると違うけど、印象が・・・私だけ?


#38

JUL'03
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「TESS TURBINE IS MY FAVORIT CARTOON HERO!」
「YEAH !
SHE'S ALWAYS GOT THE UPPER HAND IN A FIGHT !」

値段 $2.25
読者ページ なし

TO BE OR NOT TV

(全22P)
cover
cast
main tessPpG
sub Utonium,MONSTER1,MONSTER2,Lenny Baxter
stuff
Writer Jennifer Moore and Sean Carolan
Artist Philip Moy
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

ガールスは、TVで放映中の強くて美人なさっそうとした女性スーパーヒーロー「TESS TURBINE(テス・タービン)」に夢中!

背中のジェットで空を飛び、必殺の「ソニックウェーブ」でやっつける。トドメはフライングキ〜〜ック!

そんなわけで、ガールズたちも普段のモンスター退治でテスのマネをして戦うしまつ。「ショックウェ〜ブ!」「ちがうわよ、こうよ!」「全然ダメ。テスなら・・・こうだね!」

そんななか、あのテスがサイン会でタウンズヴィルにやってきた!!
もちろん駆けつけるガールズ。

しかし、そのサイン会にホンモノのモンスターがあらわれて・・・
バブ「たいへん〜。やっつけなくっちゃ」
ブロ「ちょっとまって、テスの戦い方を学ぶチャンスよ!私たちはよくみてましょう。メモメモっと」
テス「たすけて〜!私はただの役者なのよ〜(マジ泣)」

impression

またもや、オリジナルの女性キャラ登場。今度はヴィランではなく、ヒーロー!なかなかカッコいいんじゃないでしょうか。敵役がどっかでみたような造形ですが(笑)

しかし、やっぱフィル・モイいいわ。シャープさにますます磨きがかかったうえに、今回はガールズの表情も最高。話もいいね〜。私はコレかなり気に入りました。

特にいいのがテスのサイン会におもむくガールズたちの反応。
バターカップかわいいです。最初は、そんなにはしゃぐことないわよ。みたいに気取ってるんですが、いざテスの前にくると・・・
カチカチに固まってナニも言えなくなってしまうとなんか、たまらんです。

しかし、それよりおいしいのが、やっぱりバブルス。やってくれました。

コスプレイヤー・バブルス!!!!!
これ手作りの衣装ですよ。ヤバイよバブルス。君の将来が心配だ。
て、いうか頭のソレはなんですか?テレタビーズ
微妙に衣装が違うのはテスの相棒(Sidekick)志願だからです。つまりバブルスが考えたオリジナルコスチューム。バットマンにおけるロビンみたくなりたいらしいです。パワパフ風に言えばキャプテン・ライチャスにおけるレフティー。

テスがただのTVの物語にすぎないことを知った、ガールズのショックのシーンもいいですね。

TVの『都会へおひっこし(原題:TOWN AND OUT)』が現実世界へカートゥーンの住民がまぎれこんだ話だとすれば、こちらはカートゥーンへ現実世界の住民が紛れ込んだお話でしょうか。本当にモンスターが出没しちゃう街タウンズヴィルに来ちゃったテスも不幸といえば不幸。
ラストはハートフルにまとまっていていい感じ。ヌルいオチってわけじゃなくて、この感じはわるくないです。プロフェッサーのさりげない優しさがここちいい。

今回のタイトル「TO BE OR NOT TV」は、言うまでもなくハムレットの有名なセリフから。
「To be or not to be(生きるべきか、死すべきか)」

オマケ:ところで、今回のキャストのとこよく見てくれたかな。なんとレニー君がこっそりまぎれてるんですよ。コミック買った人はよくチェックしてみよう。


#39

AUG'03
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「JUST CHILLIN' !」

値段 $2.25
読者ページ なし

No Business Like Snow Business

(全12P)
cover
cast
main PpGMojoJojo
sub MAYOR,Ms.Bellum,Utonium,Laura,Jessica
stuff
Writer Robbie Busch
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

タウンズヴィルも夏まっさかり・・・のはずなのに、外では大雪が。寒い〜。そんななか、モジョが冬用グッズを販売中!
もちろん、飛ぶように売れてます。
あからさまに・・・怪しい・・・・
やっぱり!この異常気象はモジョの発明したWINTERIZING MACHINE(そのまんまのネーミング・・・)のせいだったのだ!

雪玉をつくって攻撃だ!「FIRE!」

impression

表紙から連想されるそのまんまのお話。うーん、ちょっとヒネリがたんないかな〜。
まさに、今回はモジョのモンキービジネスって感じなんだけど、どうも「モジョ」と「お金儲け」って結びつかなくて、ちょっと違和感が。

そんなお嘆きにの貴兄には、それなりにサービスカットは用意されております。


ガールズの水着だよ〜!しかもビキニタイプだ!!
以前にも#15で水着を披露しているガールズだが、あちらはワンピース。なんでもオフィシャルのほうでは(子供らしくないからか?)ビキニのモデルシートは消滅したそうなんですが、ペンシラーのCookさんの「熱い情熱」により、ここで復活。
さすがだ・・・さすがペンシラーである前に世界最強のパワパフファンだけのことはある。わかってるよ。わかってるよ〜!!!

とかいいつつ、今回での私のお気に入りのカットは水着ではなく

コレ。
ブロッサムの表情がかなりいい。雪玉なのに「Fire!」とはこれいかに。リボンがあるため、ブロッサムだけはイヤーワッフルなのもいい感じ。(ほかは毛糸の帽子)

おまけ:
話のトップに登場したこの女の子二人。ただの市民ではありません。彼女たちは・・・ペンシラー、クックさんの愛する姪っ子ローラとその友人ジェシカ。
特別出演・・・うらやましい・・・

追記(03/8/8):
タイトルのモトネタはマリリン・モンローの映画「There's No Business Like Show Business {邦題:ショウほど素敵な商売はない}」(情報提供:massangeanaさん)


Stared Straight

(全10P)
cover
cast
main PpGMojoJojo
sub MAYOR,Ms.Bellum,Utonium,Ms.Keane
stuff
Writer Sheryl Scarborough
Penciler Christopher Cook
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

今日もガールズは元気にお遊び。
でも、ブロとバタはあいかわらずはりあって、なにかと衝突。
ついに、ガンつけ合戦にまで発展。
「先にそらした方が負けよ」「負けた方は一週間の雑用!」

しかし、パワパフのガンの飛ばしあいは、目からビームなんで、大迷惑!

そんななか、モジョも目からビームを出す新兵器で、タウンズヴィルで大暴れ・・・・だというのに、この二人まだやってるよ〜
バブ「も〜あんたたち、いいかげんにして〜!」

impression

やっぱり、この二人はどーしょうもないねえ。それに比べてバブルスのしっかりしてること。

ガンのつけあい、とばしあい。ツッパリにーちゃんかよっ!
スーパーパワーをもってるだけに、まわりにかける迷惑はかなりのもの。

うわわわわわ〜!Σ(゚Д゚#)
オクティーが!!!!!

今回はモジョもはりきってます、モジョの今回の発明は・・・

オプチカルブラスト!サイクロップス・モジョ!バキッときめてるぜ。


でも、タケコプター・・・・・(´Д`)

個人的にはもっとこの装備で縦横無尽に暴れてほしかったけど、構図がどれも同じで躍動感に欠けてたのが残念。
バブルスのおりこうさんぶりが印象にのこる話でした。


#40

SEP'03
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「Everything You Know About...
The Powerpuff Girls
Is Wrong!」

「what??」

値段 $2.25
読者ページ なし

Everything You Know About The Powerpuff Girls Is Wrong!

(全22P)
cover
cast
main PpGMojoJojoMs.Keen
sub Utonium,MAYOR,Ms.Bellum
stuff
Writer Ian Boothby
Artist Phil Moy
Letterer Dave Tanguay
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いつものように、タウンズヴィルにモンスター出現。ガールズの出動となるわけなんですが、そこでガールズのいないあいだに、ポーキーオークス幼稚園では重大な発表がなされていた!

Everything You Know About The Powerpuff Girls Is Wrong!(ガールズについてみんなが知ってることは間違ってる!!!)」

で、本当の話とは・・・

「元々彼女たちはスーパーパワーもない普通の女の子だった。でもある日原子力研究所にいったときに、放射能をあびた蜘蛛に刺され・・・なかったんだけど、放射能を浴びた子供達に噛まれて、突然変異でスーパーパワーをもつようになったんだ!」

「それも間違ってるわ。本当はね・・・
あるとき、タウンズヴィル宇宙基地のロケットに忍び込み、あやまって発射スイッチを押しちゃって、宇宙に出ちゃうの。で、途中で人工衛星にぶつかるんだけど、その中には実験用のサルが乗ってたの。それが後のモジョ。このことを恨みに思って敵対するようになるの。そして、宇宙でスケートボードに乗った銀色の超人コズミック・ガイに出会って、コズミックパワーをもらうの。」

「ちょっとまった。本当の話はこうだぜ、もともとスーパーヒーローだらけの星にいたんだ。それからロケットに乗って地球のユートニウム博士のケミカル農場に不時着したのさ。もとの星は爆発しちゃってもうないけどね。」

「ちょっとちょっと、なに言ってんのよ!」ガールズたちが帰ってきたぞ。
「お砂糖・・スパイス・・すてきなものいっぱい、でもユートニウム博士は間違って・・・」

キーン先生「うーん、ガールズ・・・その話はあんまりデキがよくないわね」
ええっ!!!Σ(゜Д゜;)

泣くなバブルス・・・ かわいいけど・・

impression

物語が始まるセリフがそのまんまタイトルになってるから、今回のタイトルってば長いののね〜。

さて、ストーリーをご覧になればわかるように、今回は大アメコミパロディ号となっとります。ストーリー紹介はもっとはしょろうかとも思ってたんだけど、はしょるとどこが面白いのかわからなくなりそうなんで・・・でも、そうとうはしょってるんだけどね。こんなもんじゃありません。もう、ありとあらゆるとこに、アメコミヒーローたちのパロディが!

スパイダーマンはもとより、ファンタスティック・フォー、シルバーサーファー、スーパーマン、バットマン、X-MEN、グリーンアロー、他にもたくさん。
いちいちネタ解説してたらすげえ量になっちゃううえ、全紹介になりそうなんで省略。アメコミ好きの人は買ってみて、細かくチェックいれてくと楽しいかも。

アメコミのことはあんまりよく知らないって人にもオススメ。さすがフィル・モイだけあって、純粋に絵をみてるだけでも楽しめる。


ガールズが原子力研究所に訪問したときのカッコ。かわいい。
なぜか穴だらけの防護服しかなかったんですが、ブロッサムのリボンがかたっぽだけ折れてるとこが細かい。こういう細かい表現がよりいっそうかわいらしさを引き立てるわけです。この後のコマでは破れてる場所が違っちゃってたりするんですが、そんなことはどーだっていいんです!そう、どうだっていい(笑)

ほかにも、細かな表情とかでグッとくるもの多し。さすがフィル・モイ。

アメコミパロ以外にも

ケミカル農場で「いやー、今年はHYDROGEN(水素)が豊作だな」なんていう狂ったギャクもあって大笑い。


宇宙市長&ベラムもカッコいいぞっ!

さらに、このシーンなんか最高だ!

と、とらんすふぉ〜〜〜む!!?

バブルス・モービル・・・乗ってみたい・・・

ところで、この話をするこの娘さん、かわいくないですか?その後で、彼女にも鼻が描かれるんですが、こっちのほうがかわいい。ていうか、フィル・モイ、パワパフ描きすぎだな、きっと(笑)

おまけ:
最初にオリジン話を切り出す少年なんですが、てっきり『見えない友だち(IMAGINARY FRIEND )』の永遠の妄想少年Mike君かと思ってたんですが、よく読むとJimmy君て呼ばれてます。えー別人なの〜?

コミックのJimmy アニメのMike

クリソツなんですが・・・・

追記(03/8/8):
タイトルのモトネタはこちらの本のタイトル「Everything You Know About Love and Sex Is Wrong」Ian Boothbyってば・・・(情報提供:massangeanaさん)


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