book review #11〜15

Issue [#11] [#12] [#13] [#14] [#15]

#11

MAR'01
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「ARE MISSING! SEARCH CONTINUES」

「みあたらない!もう一度探せ」

値段 $1.99
読者ページ あり

SHUTTER THUG

(全22P)
cast
main SHUTTER THUGPpGFuzzyPRINCESS
sub Utonium,MAYOR,Ms.Bellum
stuff
Writer Jennifer Moore & Sean Carolan
Artist Philip Moy
Letterer Ryan Cline
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

現在タウンズビルでは謎の消失事件が多発中であります。
まずはファジー氏のカボチャが消失。その後暴れ出したファジー氏は無事ガールズに取り押さえられたモノの、囚人輸送車ごとファジー氏も消失。
さらにガールズと交戦中のプリンセス嬢も消え、ついには市民やタウンズビルの様々なものが次々と消失。

事件捜索中のガールズの前にシルクハットの謎のカメラマンが現れました。なにやら話しているようですが・・・ああっガールズが消失しました。これはいったい・・・・

わかりました!写真です。謎の男の写真の世界に閉じこめられてしまっていたのです!なんということでしょう。いったいタウンズビルはどうなってしまうのでし...."PAF"

impression

ファジーがカントリーフェアの品評会で、巨大カボチャで一等賞をとることからはじまるんだけど、これが他のアニメだったら、このまんまのノンキなカントリーキャラなんだろうな。ファジーはそういった従来のカントリーキャラのパロディみたなものなんだろうね。
カボチャ(PUMPKIN)で賞をとるのは多分ダジャレなんだろう。(※ファジーのフルネームについては諸説あるが、コミック版ではFUZZY LUMPKINSを採用していうようだ)

それはともかくとして、写真の世界に取り込まれちゃうってのはキテレツそうでいて、よくあるネタ。まあそんでもって、脱出方法も「力押し」っていう芸のないものなので、もうひとつヒネリがほしかった。

追記:
今回珍しく、ブロッサムのICE BREATHが見られます。

追記(6/1):
日本語版では謎のカメラマンSHUTTER THUGが「シャッターマン」になっていました。
また、私の中ではそんなに評価高くない話なんだけど、メールやほかでのカキコみるとそうでもなかったりしますね。それもひとえにバタコのアカンベにあるといっても過言ではないかと。どうしても媚びることのできないバタコの心情が良く描かれていてイイのかも。


#12

APR'01
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

なし

値段 $1.99
読者ページ あり

SNOW DAY

(全22P)
cast
main PpGUtoniumSNOWMAN
sub Mayor,Ms.Bellum
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Ricardo Garcia Fuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Ryan Cline
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story
タウンズビルに大雪が降り、幼稚園は・・・お休み!!
わーい、なにして遊ぼうかと浮かれているガールズに無情にも『雪かき』労働を優しく強制するプロフェッサー。
やっと労働も終わり、ノンビリしていると今度は事件だ。
それも解決し帰ってくると、再び『雪かき』労働!
「ぼくの夢はね、タウンズビルで一番キレイな車道を持つことさ」
妄執とも言うべきプロフェッサーの夢につきあわされるガールズの運命やいかに!
一応、雪男(SNOW MAN)も目覚めて町で大暴れとかしてます。
impression

もうね、たまにはガールズ達も休ませてやったらどうなのかと。こき使いすぎではないのかと。まあ、最終的にはガールズも雪遊びもできたし、結局雪かきもプロフェッサーが自分でやるはめになったりするんだけど。

プロフェッサーの奇妙な一面がかいま見える話。SNOW MANとかがどうでもいいくらい雪かきが印象にのこる。

曇り無き瞳で夢を語り、幼女に労働を強制させる男。雪が降ってる最中に雪かきさせるものだから、当然あとからまた雪がつもるのは当たり前なんだが、そんな理屈もまったく通じない。いったいナニが彼をそうさせたのか!

そんなわけで雪かき三連発。


一回目。すなおなガールズたち・・・




なんか釈然としない二回目。
さりげにブロッサムがヤバめのセリフを言っているように思えるのは、私の英語読解力のなさでしょうか?
「Maybe all those chemicals are going to his brain.」
オレ訳「あそこにある薬品全部が脳にイッてんでしょ」
日本語版「化学薬品がアタマに回ってるのかもね」
さすがに日本語版の訳はややソフトな感じ。でもそれでもトンデモナイこといってるよな。ヤベエよプロフェッサー。




三回目。もはや会話すらなし!!

 

あと最後に市長にほめられた時にブロッサムが返したセリフがコレ。
多分「NO PROBLEM!」のシャレなんだと思うんだけどどうなのかな?

そんなこともあって、日本語訳がどうなるか楽しみな一本です。
追記:日本語版でもそのまんま、「すノープロブレム」と返してました。
ていうかね、日本語版のこの話のコラムはかなりマニアック。雪男がらみで、ガールズの解説などそっちのけで「サスカッチ」や「ウィンディゴ」、「野人」や「オラン・ペンデク」なぞかなりマニアックな幻獣紹介でしめられており、筆者(石川さん)の人柄がうかがえますな。私もそういうネタ好きです。


#13

MAY'01
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「PARANOID PUFFS!」

「偏執病のパワパフ」

値段 $1.99
読者ページ あり

PARANOID PUFFS

(全16P)
cast
main MojoJojoBlossmBubblesButtercup
sub Utonium
stuff
Writer Bobbie JG Weiss
Penciler Cindy Morrow
Inker Mike DeCarlo
Letterer Ryan Cline
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

今日もガールズは、プロフェッサーと一緒にスーパーマーケットでお買い物。そんなガールズめがけて、謎の光線が!

ブロッサム「誰かがアタマにクモをいれた。とってー」
バターカップ「誰かがカメラで私をみてる。いやー」
バブルス「バナナの中は細菌・毒でいっぱい!やーん」

そう、その光線こそ、モジョの発明した「パラノイア光線」だったのだ!
パラノイアとなったガールズたちは他の二人も信用できない、プロフェッサーも信用できない、そして自分すら信用できなくなった鬱状態で「引きこもり」に!どーなるガールズ。

impression

いいんでしょうか?こんな話。
自分専用のカウンセラーをもつのが当たり前な「精神医学」が浸透しているアメリカなので、「パラノイア」って言葉も子供も知ってる普通名詞にすぎないんでしょうかね?どーなの。

【パラノイア】
妄想が内的原因から発生し,体系的に発展する病気。その他の思考・行動には異常がみられず,人格の荒廃もきたさないのが特徴。四〇歳以上の男性に多い。以前は偏執病とも呼ばれた。妄想症。(大辞林)

ついでにLycos百科事典ではこのように。

コミック版でも異色なこの回は、やはりライター「Bobbie JG Weiss」と今回初登場の人。ついでに今回以降も登場しない。なんかもったいない気がするのは私だけでしょうか。もっと書いてほしい!

ついでに言えば、ペンシラーの「Cindy Morrow」もこれっきり。

こういうのとか、けっこうイイ味だしてるんだがなあ。

圧巻なのはガールズ達のパラノイア世界のこれ→。
たまらんですよ。まったくもってもったいない。
この二人再登場を望む。

画像をクリックすると全体絵が見られます。

追記:
Cindy MorrowはDC版では初登場だが、すでにスターリング版#5で描いていました。ついでに言えば、アニメの「絵コンテ」を担当しています。


BEAT THE STUFFING

(全6P)
cast
main GangreenGangPpG
sub Utonium
stuff
Writer Frank Strom
Penciler Stephanie Gladden
Inker Mike DeCarlo
Letterer Ryan Cline
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

ガールズ達のぬいぐるみが盗まれた!
そう、犯人はギャングリーンギャングのやつらだ。ぬいぐるみを盾にされ思うように攻撃できないガールズ。いい気になって悪事を続けるGgG。

そこで、ガールズがとった対抗策とは・・・・?

impression

逆にビリーのお気に入りのぬいぐるみを人質に、って話なんだけどね。
あ、ネタバレしちゃいましたか。でもまあ、PpGにとってはこの程度はよくある話。

それより気になるのはコレ。

ガールズのぬいぐるみたち。オクティや、バタ子お気に入りのワニとかと混じってなんか変なモノが・・・・・・・・

こ、これは!
トトロ・ピカチュー?

かつてサザエボンなるバッタモノなんてありましたが、これもその一つだろうか・・・・?


#14

JUN'01
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「GOO VS GOOD!」
「HOLD IT RIGHT THERE!」
「D-UH... YOU HOLD IT RIGHT THERE!」

値段 $1.99
読者ページ あり

GONE SQUIGGLY

(全22P)
cast
main AMOEBA BOYSPpGMojoJojo
sub Mayor,Ms.Bellum
stuff
Writer John Rozum
Artist Philip Moy
Letterer Ryan Cline
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いつもなにやってもうまくいかないアメーバーボーイズ。

よし、いいことするぞ!ガールズみたいなヒーローになるんだ!
もちろんやることなすこと逆の結果に。
そんななか、モジョの企みを発見!悪企みを未然に防ごうと作戦開始。はたしてうまくいきますでしょうか・・・・

impression

コミック版にて、アメーバーボーイズ初登場。

ちょうど、アニメの『GESHUNDFIGHT(邦題:悪い事したい!?)』の反対の話。アメーバーボーイズってキャラ設定そのものは面白いんだけど、それが強すぎて、どうも話を制約しちゃう気がするね。どうにも発展性がないというか、パターンが決まって来ちゃうというか。
いままでコミックに登場しなかったのもそういう使いづらさがあったんじゃないだろうか。
その点、モジョはいろんな話を作りやすく、動かしやすいキャラなんだろうなと思う。

まあそんなわけで、予想通りすぎるほどの展開。


#15

JUL'01
cover
cover Art Philip Moy
カバーのセリフ

「IT'S A SHORE THING!」

値段 $1.99
読者ページ あり

SHORE THING!

(全12P)
cast
main PRINCESSButtercupPpG
sub Utonium,monster,PRINCESS's father
stuff
Writer Abby Denson
Penciler Ricardo Garcia Fuentes
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

バターカップとプリンセスがサーフィン対決。しかし、そのサーフボードには仕掛けが!海からはモンスターも登場。

impression

ん〜なんだかな。まあ、珍しくプリンセスメインの話。

今回は妙にバターカップに絡んでくるプリンセス。表紙ではアイスブレスを使うブロッサムですが、本編では使用しませんのであしからず。

ガールズの水着がワンピースなのがちょっと残念。ビキニのほうがかわいいのに・・・・・


POWERPUFF PICASSO

(全12P)
cast
main BubblesMojoJojoPpG
sub Curator
stuff
Writer Trina Robbins
Penciler Bill Alger
Inker Mike DeCarlo
Letterer Jenna Garcia
Colorist Dave Tanguay
Assistant Editor Harvey Richards
Editor Joan Hilty
Story

いつものように幼稚園でのお絵かきタイム。
そこへ美術館のキュレーター(学芸員)がやってきて、なにげにバブルスの絵を覗くと・・・・・
「これは!傑作だ!!!!」

いちやく神童となったバブルス。そしてその絵は美術館に飾られることに。そしてそれを狙うモジョ。バブルスの絵は守りきれるのか!

バブルス「BUT....」

impression

天才お絵かきスト・バブルス誕生!

まあ、ネタやオチはよくある話なんですが、キュレーターが登場するのは珍しいといえば珍しい。


          ガーン!

バターカップも「見て〜」と(珍しく)かわいくきてるのに、なんですか、こいつの態度は!なんかのモンスターの絵らしいのがバタ子らしいな。

それより気になったのライターの「Trina Robbins」。今回初登場で、一応次回(#16)でも書くんだけど、今までのライターの人よりモジョのモジョ喋りってやつをより忠実に再現してるようなんですよ。

※早口で無駄に大仰で繰り返しが多い独特のセリフ回しのことだが、アニメの英語版を聞かないとわからないと思う。言語切り替えできる場合は一度英語版でモジョのセリフを聞いてみてね。

まあ、ペンシラーも心得てるんだろう、この見事にみっちりと詰め込まれたセリフを見よ。無駄に「BECAUSE」も多いし。うーんすばらしい。

ところでこのライターの人ってこの人でいいのなあ?確証ないので情報あったらよろしく。


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