THE POWERPUFF GIRLS MOVIE: THE COMIC |
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コミックはムービーの夢をみるか? |
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ストーリーは映画と同じなんで省略 映画版のコミカライズってことで、通常のDCコミックシリーズからは独立しています。 そんなわけで、通常のコミックと比べ、39ページとボリュームが増しており、値段も$2.95となっています。 さて、今回のスタッフリストは通常と違っていて、レイアウト、フィニッシュといった見慣れないクレジットが登場しているのに気がついたでしょうか? 内容は映画と同じって書きましたが、あのまんまをコミカライズできるはずもなく、ストーリーをなんとか追ったって感じのダイジェスト版のようになっています。映画で妙に長かった「追いかけっこ」なんてものもけっこうアッサリとしたものです。もちろん省略されたりカットされたりしている場面などもあります。 では、どれだけ映画に近い雰囲気をだそうか努力しているかというと・・・・ 例えば、 このように、ページのベースの色が黒になっております。 もちろん、これは映画館上映を意識したものです。 そして話が深刻になってゆくと・・・ このように、コミックの全体の色調も暗くなってゆきます。 この色使いがとてもよく、TVではなく、映画であるといった感じのちょっと重層な感じをよく醸し出しているのです。映画の雰囲気を出すといった効果としては成功しているのではないでしょうか。 すでにお気づきかとは思いますが、キャラクターなどは映画版に忠実に合わせています。頭身の短いガールズに映画版のモジョ。 ただ、どうしてもみっちり詰め込んだため、大ゴマなどは使えませんので、あの映画のような迫力は難しかったようです。本当なら、このモジョ登場シーンなどはズバーンと行きたかったんだろうけど。 さらに、通常なら最初に記述されるスタッフリストも、映画のエンドロールにあわせて、最後のページになっています。 かなり気合いいれて作ったんでしょうな、見事な色調とあいまってコミックでは屈指のクオリティをほこっているといえるでしょう。これは時間かかったんじゃないかなあ。 最後におまけとしてクライマックスのサル軍団の方々を紹介いたしましょう。
こんなに出てたっけ・・・・・・・・???? うーん、やっぱ多すぎだよなあ。後半ダレるって言われるのもしょうがないか。 それから、トマトの攪拌機みたいので竜巻をおこしていたサル・BLABLA BLABLAなんだけど、なんでトマトなんだ?ってよく関連性がわからなかったんだけど、コミックスみると「TORMATO」って言ってるの見てなんとなくわかりました。「TOMATO(トマト)」はトメィトと発音するんだけど、これがさらになまって「TORMATO」トルメィト、すなわち「TORNADO(トルネィド:竜巻)」ってシャレだったんだね。
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