CARTOON NETWORK ACTION PACK! #1

cover
JULY'06 cover Art MATTHEW I.JENKINS,
MIKE DECARLO
price $2.25

2006年5月に創刊されたCN作品のコミカライズアンソロジー。
CNオリジナル作品のコミカライズアンソロジーは他にCartoon CARTOONS starrigの流れをくむ「CARTOON NETWORK BLOCK PARTY!」といったコミックブックシリーズがあって、そちらでCN作品を入れ替わり掲載していたが、新たに創刊されたACTION PACKはアクション作品系を中心に編成されている。

今後編成は変わるかもしれないが、パワーパフガールズやカーレッジくん、ジョニーやデクスターなどはBLOCK PARTYで、一方ACTION PACKは
MEGAS XLR、サムライジャック、KND、BEN10、JUNIPER LEE、そしてラウディラフボーイズ

パワーパフガールズからスピンオフ作品が生まれるとは、ちょっとばかし面白いので、AC第一回目をレビューしてみる。

このAC#1の収録コミックは、SAMURAI JACK、ROWDYRUFF BOYS、MEGAS XLR


SAMURAI JACK

DOUBLE DUTCH DEATH VALLEY

(全8P)
cover
stuff
Writer ROBBIE BUSCH
Artist MARK CHIARELLO
Colorist RACHEL GLUCKSTERN

 

今日もまた、過去へともどるポータルを求めてジャックはさすらう。
というわけで、ジャックさん砂漠を放浪中!

うーむ、すばらしい。最近のCNコミカライズ作品はわりとしょぼめなことが多かったけど(特にカラー彩色が酷いことが)、さすがサムライジャックのコミックです。すばらしい。ジャックのコミックはいつもレベル高いなあ。絵本のようなアートワークの質感が良いね。

熱砂の砂漠を旅するジャックが、その果ての見たものとは!!

 

 

 

なわとびで遊ぶ子供達だった!!

ジャック「だめだこりゃ!!」

 

ま、ジャックがそう言ったかどうかはともかくとしてですね、こんな不可思議な状況アクゥのせいに決まってます。アクゥの魔力によって操られていた子供らから魔物の本性が抜け出し、ジャックを襲う。

サムライ大ピンチ!あうぅ、これはまいったでゴザル

しかしまあ、なんとか刀を拾い戻し、ばったばったとなぎ倒し、なんとか無事きるぬけたのであった。
この後出てくるアクゥが砂漠の幻、陽炎のようなアートワークで幻想的でいいですね。
子供達も無事救って、引き留められるジャックですが
「アクゥを倒すは我が使命。私の探索の旅はまだ続く」と言って再び放浪の旅へ。

ページ数も少ないからさすがに複雑な話はもりこめないけど、この感じで続くのならジャックのコミックは期待できそうです。


ROWDYRUFF BOYS

ANYTHING BOYS CAN DO,SQUIRRELS CAN DO BETTER

(全4P)
cover
stuff
Writer ABBY DENSON
Penciler CHRISTOPHER COOK
Inker MIKE DECARLO
Colorist HEROIC AGE

パワーパフガールズからのスピンオフ、ラウディラフボーイズのコミック!
地上波やDVDのみの人はとまどうかもしれないけど、当然ながらデザインは復活したボーイズとなっています。
ボーイズ中心のエピソードだけど、やっぱり普通にガールズも登場。

ペンシラーはパワパフコミックでおなじみのクックさん。

悪ガキどもはラクガキにはげんでおりますよ。いいなあこのラクガキ。
POWER PUKES(ゲロ)
Bubbles is a Wimp!「バブルスは泣き虫!」
Blossom is not awesome!「ブロッサムなんてたいしたことねー!」
Buttercup smells!「バターカップ臭え!
Professor is dumb「博士はドアホ」

バターカップ・・・・・・・(涙

(それにしてもプロフェッサーのラクガキの文字見にくいなあ。やっぱりこのカラリスト、センスない)

ブッチ「おいブーマー、ヒマだからなんかぶっ壊そうぜ」
ブーマー「イエー!」
そこでブーマーの持ってるアメフトのボールを見てブッチがなにかひらめいたようですよ。

というわけで、ガールズにアメフト対決の挑戦状。
さて、いかなることとなりますでしょうか。

細かいとこだけど、このカットのコンセントの穴の形にほんのりアメリカンを感じる私です。ソケット長さが左右非対称(^_^)/

試合開始!
はやくもバターカップのキックで先制点をあげるガールズ。けっ、ヌルいことやってらんねーぜとばかりに、ボーイズの攻撃目標は・・・バブルス!

ブッチの炎の弾丸死球をくらって、リタイアするバブルス。けーけっけけ。
しかし、そこでブロッサムが代わりに招集した助っ人とは・・・

パワーパフリスちゃんTWITCHY!
「ぎゃーーーははは、バッカじゃねーの。リスだってよ、ぎゃははははは」

ところがTWITCHYの大活躍によりガールズチームの圧勝!強ええ。

しかしこれはパワパフコミックファンには嬉しい再登場。ご覧のように、これはアニメのパワーパフリスちゃんではございません。パワパフコミック#1に登場したコミックオリジナルのリスちゃん。
スピンオフの「ラウディラフボーイズ」の第一回にこれをもってくるとは、なかなか味なことしますねえ。わずかにカワイクなってる気がしますよ(笑)

ガールズにやられちゃって「今日も街は救われた〜」てなナレーションはあるものの、ボーイスのコミックなので、エンドマークはボーイス版。ボーイズ主役になっても毎回やられて終わるオチなんですかね?

 

MEGAS XLR

SPEED LIMIT

(全8P)
cover
stuff
Writer GERGE KRSTIC
Penciler MATTHEW I.JENKINS
Inker JEFF ALBRECHT
Colorist HEROIC AGE

おや、ライターのGERGE KRSTICはこの作品のクリエイター本人ですね。

日本未公開の巨大ロボットアニメMEGAS XLR。あまりに露骨な日本アニメパロディが多すぎるために、日本での放送は難しそうと噂されている作品。
かろうじてパイロット版「ロー・ブロー」が放送されたにとどまります。(2006年5月現在)

一応、未来で異星人迎撃用の秘密兵器として開発されたロボットが、間違って21世紀初頭に落ちてしまったが、そこでダメっぽい兄ちゃん二人組によってカスタムカーいじる扱いで勝手に改造されてしまったため、未来から回収しにきた女性がてんてこまいするというコメディっぽいです。

そんなわけで、あの頭が車になってる巨大ロボットがMegas (Mechanized Earth Guard Attack System)。改造したので、そこにXLR(eXtra Large Robot)とつけてMEGAS XLRとなったわけです。

左の痩せた兄ちゃんがJamie。太った兄ちゃんの親友。
右の太った兄ちゃんがCoop。ロボットを改造した張本人にして、MEGASのパイロット(というかドライバー)。
真ん中の赤毛のお姉さんが、Kiva。日本ではまずありえないヒロイン造形がステキ。
でも、これでも熱狂的なファンがいたりするんですよ。動いてみるとけっこうカワイイのかも。
MEGASを21世紀で起動してしまったために、本来未来で襲来してくるはずのエイリアンに探知されてしまい、現代のアメリカでバトルが開始されるわけですが、MEGASを自己流に改造しちゃったがゆえに、Coopにしか操縦できなくなってしまったため、地球の破滅から救うために、このダメ野郎どもの元にKivaさんはとどまって日々悪戦苦闘なのです。

というわけで、今日もエイリアンと戦ってるわけですよ、緊張感もなく。

なんとか撃退したものの、エイリアンは撤退間際にMEGASに爆弾をしかけていく。
それはMEGASが停止すると爆発するという爆弾だった!!
うん、まあ要するに映画「スピード」ですね。

アチコチ街を壊しながら疾走するMEGAS。
しかしついに行き止まりに。わー爆弾が!!

「わークープ!、もう時間がないよ」
「あ〜、んなもんこうだ」

はい、解決。

なんじゃそりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うむ、これがMEGAS XLR。

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